ミネラルショーに行って鉱物を買わずにいられるはずもなく、今回購入した鉱物たち。
黄鉄鉱(正方形)40€
あまりの完璧な造形に衝動買いでした。
何の交渉もせず、入り口側のブースで40€も支払ったのは愚かだったなと思うけど、やっぱり美しいものは美しい。
机の上に置いてうっとり眺めてます。
黄鉄鉱(六角形)14€
六角形の黄鉄鉱は教科書で読んだけど、実物を見るのは初めてだったので学習用に購入。
白雲母 1€
金雲母のラベリングがされていたけど、色的に違うのではないかと思われます。
藍鉄鋼 5€
モース硬度2の藍鉄鋼は超壊れやすく、且つ平行に剥がれてくるので、キッチンペーパーに包んで大事に持ち帰りました。
が、うちで保管していたら、あっという間に2枚に剥がれてしまった。
他の業者が出店していた藍鉄鋼↓
ワイルドな母岩付きなので、発生と成長の様子が分かりやすい。
ビスマス 2€
完璧な連晶が美しい、元素鉱物Bi。
ミュンヘン鉱物博物館に行くまで、この鉱物の存在を知りませんでした。
ナノブロックのような精巧な繰り返しの構造が楽しい鉱物であります。
夫の調べによると、微弱な放射線物質を放出しているらしい。ネックレスや机に飾りたいとは思わなくなりました。
アクアマリン(パキスタン産)15€
トルコ石 無料
この小さなかけらの値段を聞いたら、ギフトだと言われました。ありがたい。
天気の悪い日にサンドペーパーで磨いてみようと思います。
スペクトロライト(フィンランド産) 5€
光を当てると七色に輝くフィンランドの鉱物。
まるで表面に石油が塗られたような輝きなのですが、この小さなかけらではあんまりよく分からない。
磁鉄鉱 1.5€
磁石にくっくつデモンストレーションがあり、つい買ってしまった。
工業的価値の高い鉱物ではないようですが、つるんとした対称性のない結晶面がなかなかユニークです。
黒雲母ノジュール 叩き売りで別の鉱物と抱き合わせで5€
これは、ポルトガルのアロウカ自然公園で見た黒雲母ノジュールと同じものだと思う。
アロウカ自然公園には『岩が石を生み出す』観光名所があり、
花崗岩内の黒雲母が化学結合してボタン状のノジュールを形成し、母岩である花崗岩が風化したあとにむき出しとなりぽろんと転がり落ちる、というおもしろ現象であります。
ノジュールが転がり落ちた後の穴↓
一番下の黒いやつが黒雲母ノジュールです。
片岩を母岩としたエメラルド(オーストリア産) 10€
片岩が大変に美しくて購入してしまいました。
先日のミュンヘン自然史博物館のおかげで、片岩と片麻岩の違いがようやく分かりました。
オパール 3€
5€が3€に値引きされたオパールも、外を歩けない冬のあいだにサンドペーパーで磨いてみようと思います。
どれもこれも10€程度のものですが、鉱物の構造を学ぶのに役立つのでありがたい。
ほぼ全て博物館では見たことがあったけれど、ミネラルショーの素晴らしいところは全て手にとってさわれること。
手に持ってみると比重も感覚的に分かりやすいし、結晶面を触ってみれるのがありがたい。
購入した鉱物は、とりあえず白い恋人の箱に詰め込んでおいて、あとからラベリングを楽しもうという作戦です。