日曜日の朝は7:00起床。
ホテルだというのに室内に空調設備がなく、夜中暑くて寝苦しかった。
こんなことなら家で寝とけばよかったとあわや後悔しかけましたが、一晩中窓を開けてなんとか難を凌ぎました。
朝ごはんはドイツ定番のブュッフェスタイル。
メロン、スイカ、パイナップルなどのフレッシュフルーツに、パン、ハム、チーズ、生野菜も充実しており大満足。
サウナが故障していなければなおよかったけれど、素敵なホテルなのでまた来ようと思います。
さて、この日はホテルから車で30分ほどの場所にあるHolzmaden(ホルツマーデン)に化石を探しに行きました。
去年の10月にも訪れたオイルシェールの採掘場であります。
シュトッガルト自然史博物館に展示されるジュラ紀前期の化石はほぼHolzmadenで発掘されたもの。
空気の循環の少ないデッドゾーンな海底に沈んでいった生物の死骸は、他の生き物に荒らされることなく静かに化石となっていったらしい。
このため、このあたりのオイルシェールの頁岩ではイクシオソラスや世界一の規模のウミユリの群生など大変貴重な化石が見つかっています。
ロマンがとまらない。
入場料を支払い、採掘場に入っていきます。
(ノミとハンマーの有料貸し出しあり)
前回もいたアイスクリーム・ワゴン。
敷地内を行ったり来たりして、止まるたびにベルが鳴りドイツ人たちが群がっていくのです。
今日の気温は28℃。
わたしもバルトマイスター(車葉草)とレモンの2段アイスを頂きました。
誤ってハンマーで手を叩き泣き叫んだり、アンモナイトを見つけて狂ったようにママを呼ぶ子どもたちに囲まれながら、大の大人がガチ採掘開始。
この日の目的はアンモナイト以外の何かを見つけること。
巨大なアンモナイトの繊細な縞模様、または魚の尾に見えないこともない『何か』。
うちに帰って確認するのが楽しみです。
そして、これもなんだかわからないけど見たことのない形の『何か』。
博物館で見たもの以外はなんなのかさっぱり分かりませんが、見たことないものが見つかると興奮が止まりません。
やっていることは古生物の墓荒らし以外のなにものでもありませんが、1億5000年経つとそれさえロマンにすり替わるのです。
この日はポジショニングに成功したらしく、アンモナイトの群生に大当たりして、小指の爪みたいな無数の小さなアンモナイトの集合体や巨大な黄銅(←夫が見つけた)が手に入ったので大満足でありました。
よい週末を過ごせたので、来週は夏休み前のラストスパートを走り抜きたいと思います。