久しぶりに平穏な土曜日の朝。
差し迫ってドイツ語を勉強する必要がないので、朝から散歩に行ってきました。
朝は10℃ないくらいなのでとっても寒い。
ダウンジャケットを着て森を歩きます。
すっかり秋の香り。
さて、わたしには免許が取れたらやりたいことがありました。
車だと1時間半、
交通機関を使うと片道4時間のHolzmadenにある化石博物館。
というわけで、念願叶って土曜日はHolzmadenに行ってきました。
2時間かかったけど、なんとか着いた。
入場料は大人7ユーロ。
オーディオガイドが2ユーロ(英語あり)。
わたしが住む地方は、Schwäbische Alb(シュヴァーベンジュラ山脈)と呼ばれる低い山脈地帯の端に位置します。
シュヴァーベンジュラ山脈と黒い森の間にある小さな町で、白ジュラ紀(ジュラ後期)の地層が露出する地域。文字どおり、カルキを含む白い岩石に覆われています。
一方、Holzmadenは黒ジュラ紀(ジュラ前期)に形成された化石が豊富な地質層が露出する地域です。こちらも文字どおり黒い地層。
ポジドニア頁岩(Posidonia Schale)と呼ばれるオイルシェールを含む薄い層のそれぞれに当時の生き物が化石として残っています。
この博物館の見所は、各層に見られる化石が展示されるこの階段。
世界最大の木に巻きついたウミユリの化石群。
プリパレーション(化石を削り出す作業)に18年かかった大作であります。
真ん中に一本横たわる黒いものが木で、倒木に絡まったウミユリがそのまま海の底に沈んでいった美しい絵画のような化石。
この博物館は、他にもイクシオサウルス、プレシオザウルス(首長竜)、ドリグナトゥス(翼竜)、ワニなどの巨大な化石の展示もあるので見所満点でありました。
ドイツ語の解説が読みきれなかったし、博物館周辺では化石の採掘も可能なので、絶対また来る。
ちなみに帰り道は夫に運転してもらいました。
運転も慣れてきたから、月曜日は無事に病院に夫を迎えに行けそうです。
はじめて1人で運転するからちょっと緊張。