🧵この記事はきっかけ(1)からの連続シリーズです
 
 
PattyとLINEで雑談をしていた時に、Pattyが今から霞海城隍廟に喜餅(花嫁のクッキー=結婚式の引出物のお菓子)を持って行くと言いました。
 
 
月下老人に参拝をしたことがある方でしたらご存知だと思いますが、作法として参拝後に喜餅(日本語の解説ではよく「花嫁のクッキー」と書かれていますが、正確には結婚式の引出物のお菓子です)をいただくと思います。これは月下老人に願掛けしてめでたく結婚をした場合、結婚式の引出物のお菓子(=喜餅)を持参してお礼参りをするのですが、願いが叶った月下老人の信徒が持参したお菓子を口にする=幸せのおすそ分けの意味合いなのです。Pattyはこのお礼参りに行こうとしていたのです。
 
 
私はこの時、Pattyも霞海城隍廟に行って月下老人に願掛けをしたのだと、旦那さんとは月下老人のご縁で結ばれたのだと知りました。
 
 
この時はそうかそうかと心の中で思っていた程度で、私もサイと付き合う前に霞海城隍廟の月下老人に願掛けをしたのだとか、Pattyはいつ頃参拝してどんな風に願掛けをしたの?とか、そんな事は一切口にしませんでした。ただ心の中で「へーPattyも行ってたんやー!」くらいに思っていました。
 
 
それから更に一年後
 
 
私が海外を飛び回って仕事をするようになってから約4年が経っていました。海外出張に行き始めた頃は、オーランド、ボストン、シアトル、バルセロナなど、北米や欧州で開催される国際会議に出席し、会社の代表として公式な場面では英語でやり取りをしていましたが、中国や台湾、シンガポールの人とだけは中国語で雑談をしていました。そうしたところ、複数の中国とシンガポールの人が、会議に同席していた私の上司と男性の同僚に、「この子と話していると、彼女が日本人だというのを完全に忘れて台湾人と話している感覚に陥る。この子は中国語圏にも出張に行かせるといい」と話してくれ、それがきっかけとなって、欧米以外に中国語圏にも出張に行かせてもらえるようになりました。北京、上海、深圳、蘇州などにも行き、入社して8年目にして、遂に、というかようやく、仕事で台湾へ出張に行くことになりました。グローバルビジネスをしていると、欧米や中国などのマーケットには出張に行く機会がありますが、なかなか台湾にピンポイントで行く機会はありませんでした。
 
 
私にとっては長い道のりでしたが、こうして帰国して8年目にして、遂に台湾へ出張に行くことが決まりました。
 
 
つづく
 
 
〈私もPattyの式でこんなにかわいい喜餅をもらいました❤️〉