名古屋一人旅、第5弾です。
第一弾の記事はこちらから↓
今回はメナード美術館編です。
メナードって、
あの化粧品のメナードですか…?
合ってました。
日本メナード化粧品株式会社の創業者とその奥様が収集された作品を展示しているのが
このメナード美術館です。
交通アクセス方法は公式HPがとても分かりやすく、
バスについても時刻表が掲載されていますのでそちらをご確認ください。
私は土日エコ切符を買っていたにも関わらず、名鉄バス(片道¥640)を利用してしまい、
600円ほど損したことを今知りました。
地下鉄上飯田線に乗ると名鉄に乗り入れになるので、
土日エコ切符が適用されない範囲である名鉄の駅の分、差額を支払う必要がありますが
300円が差額とGoogle mapでは表示されました。
この地下鉄ルートだと名鉄バスの片道半分の価格で済んだということです。
名鉄バスだと土日エコ切符が使えません。
栄にあるオアシス21のバスターミナル8番乗り場からメナード美術館前に停車するバスが出ていますが、
1-2時間に一本。バス乗車時間は30分ほど。待ち時間と料金を考えたら地下鉄を利用した方が良いと思われます。
わーん、損してしまったあ
乗換とか面倒だったらバスの方が楽なので、まあいっか。
美術館入館料は大人900円、
前売り券や期間限定の割引なんかもあるので公式HPをチェックすることをおすすめします。
こちらが本館。
けやきの大樹がシンボルの本館は、左右対称の平屋建てで、外壁に御影石を積み上げた重厚な作りとなっています。
美術館の入口には、日本画家・加山又造画伯の揮毫による石造りの館銘板が設置されており、石段からアプローチへ進む先には、浄化をもたらす噴水の音が街の喧騒を忘れさせ、芸術の世界へと導きます。
と公式HPには書かれておりました。
一歩一歩美術館に近づくまっすぐの道。
わくわくが高まります。
今回訪れた時には「美術の森に生きるどうぶつたち」展が行われており、
動物をテーマにした絵画が多く展示されていました。
動物に関するQ&Aやその動物を見ることができる動物園の説明など、
お子様も楽しめるようになっていました。
これはその展示の一つ
水谷一子氏の「cat」です。
美術館の至るところに飾られていて、探すのが楽しかったです。
基本的に館内の撮影はNGです。
この↑作品のみ撮影可でした。
他にも動物にまつわる西洋絵画、日本の現代アートまで幅広く扱われていて、
普段なかなか目にしないテーマだったので楽しむことができました。
メナード美術館に展示されているクロード・モネの作品
「チャリング・クロス橋」です。
モネのチャリングクロス橋は連作となっています。
フランス語のwikipediaに連作まとめページがありました↓
これに載っている10作品のうち2作品が日本にある!
なぜかメナード美術館の作品はこのwikipediaに載っていないのですが、
それを含めると3/11が日本にあるということ!すごい!
連作を見ると、様々な色合いで同じような風景が描かれています。
メナード美術館のHPによると
テムズ川にかかるチャリング・クロス橋の連作のほとんどは、太陽が昇り川面に光が差し込む午前中の景観を描いたものです。本作品は、重い霧と柔らかな陽光がグレーとピンクで表現され、淡く微妙な色彩にまとめられています。水面のきらめきと蒸気機関車の煙のたなびきは白色でリズミカルに表されました。こうした描写によって空気の流れが表現され、画面に動きをもたらしています。モネならではの光を感じさせる作品です。
と説明がなされていました。
光、水面、霧、機関車の煙、どれもモネ独特の色使いで、引きつけられます。
Londonのテムズ川にかかる橋はたくさんあるのですが、
チャリングクロス橋という名称を持つ橋は見つけられませんでした。
いろいろ調べた結果、
Charing cross駅近くにある
Hungerford Bridge and Golden Jubilee Bridgesが現在はそれに相応するのかなと結論に至りました。
モネの描くLondonの作品はどれも霧が濃いですね。
ちなみに私が好きなテムズ川にある橋は
Millennium Bridge(ミレニアム・ブリッジ)です。
近代的な橋で2000年に完成したみたいです。
St.Paul大聖堂が対岸に見えるんですけど、この景色を初めて見た時には感動しました。
夜も橋が光ってとてもロマンチックなんです。
画像お借りしました。
話が脱線しましたが、あとメナード美術館で印象に残ったのは
この2作品でした。
・左:マルク・シャガール「すみれ色の花」
結婚衣装をまとう二人の周りには、愛の象徴である花、天上の音楽を奏で彼らを祝福する天使、故郷の思い出につながる牛といった、シャガール作品に繰り返し登場するモティーフがみられます。こうしたモティーフが織りなす夢と現実が交錯した世界は、幻想的な色彩によっていっそう高められています。(メナード美術館HPより引用)
シャガールの作品にはカップルが多く登場し、愛溢れる作品が多いなという印象を受けます。
亡命生活の中での故郷への思いを作品から感じられて、ノスタルジーを感じます。
・右:アンリ・マティス「コリウール風景」
美術館HPに絵画説明は見つけられず。明るい緑の色使いが好きです。
シャガール美術館、マティス美術館、両方ともフランスのニースにあります。
私はシャガール美術館に行ったことがあります。
マティス美術館は前日の大雨の影響で立ち入り禁止で入れなかったんですよね。
そのうち記事にまとめますので…はい…
長くなりましたし脱線しまくりましたが、
メナード美術館はさくっと回るなら30分~1時間で十分な広さですが
かなり見ごたえのある作品が多く展示されています。
上で紹介した作品以外にも、セザンヌやゴッホ、ゴーギャン、ムンク、ピカソなどなど
近代西洋絵画がたくさんありました。
日本近代絵画も多く展示されています。
名古屋中心部から1時間かからずに行けますのでおすすめです。
次は熱田神宮とひつまぶし編です。