私は舌がんの手術と術後の入院を終え、退院したのでした。
もう記憶もだいぶ薄れてしまった…。
私、どんな状態だったんだっけ?とブログをさかのぼってみたら、ありました。
読んでいると、思い出す思い出す![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
退院前夜の出血、よく覚えています。
出血量が多かったので、当直の先生が二人がかりで見てくれて、それでも止まらなくて、
お薬を入れるための注射もなかなか入らず、青アザが幾つかできたのでした。
深夜3時くらいに旦那に「退院延びるかも」と連絡をしたけれど、
翌朝、予定通り退院と言われたときの心細さ。
よほど情けない顔をしていたのか、看護婦さんがガーゼをたくさん持たせてくれました。
これで押さえてれば大丈夫!困ったらいつでも電話してね!
と言ってくれた…気がします![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/072.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/072.png)
ま、電話しても喋れなかったけどねっ!
退院してから、ただただ時間があって、
自分と同じ状況の人がいないだろうかと、たくさんたくさん検索しました。
でも、きっと皆さんもご存じだと思うけど、自分と全く同じ人なんていないんですよね。
20代、低分化、YK-4D型。
特に、低分化とYK-4D型は、
舌がんの場合予後が極めて不良という論文も見つけちゃったりして、
基本的には検索するたび落ち込んでいました。
これは6年前の私![うーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/069.png)
![うーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/069.png)
今後、
ものすごーく少ない確率だと思うけれど、
いつか低分化でYK-4D型と言われて、このブログにたどり着く人がいるかもしれない。
あんまり無責任なことは言えないけど、できたら伝えたいのは、
私は6年経った今も生きていますよ、ということです。
とても舌がん経験者とは思えない内容のブログを書いているくらいに元気です、って伝わるといいな。
そして、今元気でいられることに感謝する気持ちといつも同時に思い出すのは、
闘って、いなくなってしまった仲間たちのことです。
ほとんどの方にはお会いしたことがなくて、ブログを通じてのお友だちだったけれど、
ある意味で現実より濃くて、忘れられない繋がりばかりです。
あんなに素敵な人たちが生きたかった今を、私は生きることができているんだよね。
私にはもったいない気持ちになってしまうけど、大切にしなくては。
この6年の間に、出会ってくれた人みんなに感謝です。
これからもこの気持ちを忘れずに1年1年重ねていけたらいいな。