京都旅行の続きです。
大都会の夕ごはん、迷いますよねー。
だもんで、ネット頼みではありますが、1日目はお上品に、2日目はガッツリと、というコンセプトで。
【1日目の夕ごはん】
精進料理と決め込みます。
京都市役所近くの、あやしーい路地裏へ。
これ、大丈夫かな?と思ったところで、目的地に到着。
「豆水楼(とうすいろう)」さんへ。
すごい古そうな店構えだなあ、と思ったら、鴨川の川床料理の老舗とのこと。
玄関先からして、渋い。
カウンターのお席を予約しておりまして、ここから川床の座敷がみえます。
雰囲気ありますねー。
お、前菜がおしゃれー。
そして、自慢のお豆腐も。
なんと、おかわり自由!
ぼくは、ここぞとばかりに3回おかわり。
板長さんがすべての指示を出しつつ、料理を手際よく造っていくのが、カウンター席のおかげでよく見えます。
よくこのマルチタスクをこなせるねえ、と感心。
周りの従業員さんもテキパキと動き、板長さんの短い指示だけで感じ取っているようで、まさに阿吽の呼吸。
短期バイトでは無理な、みごとな統率力です。
おお、揚げ物も美しく揚がっております。
当然ながらベースは精進料理なので、お肉は一切なし。
ちょっとお魚が絡んでくるぐらいです。
お腹にもたれず、やさしい味。
お値段的には、せっかくの京都だ!ということで尻込みしつつも一万円のコースを選択。
お豆腐もいっぱい食べられたし、最後のデザートまで非常に美味でした。
大満足の夕食でありました。
お会計のときに「おいしかったですぅ」と言うと、「そう言っていただけると、すごく励みになります!」と、最高の笑顔で送ってくれた板長さん、素敵です。
なお川床の構造は、このようになっておりました。
鴨川横の小川の上に、鉄骨で組んであるのですね。
上からだと雅ですが、下からだとけっこうリアル。
【2日目の夕ごはん】
この日も京都らしいごはんが食べたいとは思いつつも、やっぱり肉が食べたいね、ということで家庭料理ベースのおばんざいのお店へ。
「おばんざい」は、京都の逸品家庭料理のことなんですって。
スペインの「タパス」のようなもんですかね。
これも京都市役所近くのお店を予約したのですが、この日はちょっと時間があったので近くをぶらぶら。
そんな中、すごい歴史ありそうな建物を発見。
「島津製作所」ですって。
旧本社ビル。
この堂々とした建物、中がどうなってるのか興味あるなあ。
で、市役所の中庭がなにやら騒がしい。
お?なにこれ?
ぐじょうおどり、ってなに?
ていうか、大変な騒ぎです。
大量の老若男女が、踊り狂っております。
んー、なんですと。
「400年の歴史をもつ重要無形民俗文化財「郡上おどり」の面白さを京都の方々にも知ってもらおうと2008年にスタートしたイベントです。岐阜県の郡上八幡で毎年7月中旬から9月初旬まで開催される郡上おどりは、日本一長い盆踊りとしても知られています。毎年6月に京都市役所庁舎前広場で開催される当イベントは、本場の郡上おどりのプレイベントとしても位置付けられています。」
へー、郡上踊りの前夜祭みたいなやつなのね。
でも、それにしてもみんな、けっこう本気に踊ってます。
全部が全部、岐阜から来たとは思えないから、京都の人も楽しんじゃってるんでしょうねえ。
みんな、すっごい楽しそう。
さてさて、そんな市役所の向かいのアーケード街(こちらもおしゃれな文具店「鳩居堂」にそそられつつも)の一本路地に入ったところに、目的の「おくどはん」さんです。
台所がすぐ横にある、ちょっとラーメン屋さんっぽいレイアウトのお店には、けっこう外国人のお客も多くて、にぎわっております。
おー、バラエティ豊かなワンプレート。
どれも素朴で、単純においしい!
よーし、だし巻き卵!
んー、けっこう熱々。
厨房がすぐ横にあるので、焼きたてがさっと出てきます。
これは、お酒が進みますねえ。
※ぼくはお酒が弱いので、ほとんど妻ちゃんが消費なのだ。
次は豚の角煮だぁ。
これが嫌いなひと、いないでしょう。
これもグツグツした状態でくるので、やけど注意。
ホロホロなやつではなく、「おー、肉を食べてる!」と感じる、食べ応えあるタイプ。
いやあ、うまいねえ。
そんなこんなで、なんかシメを食べようかなぁとメニューをみると、「おにぎり」発見。
しかも具と、それを巻くもの(味付け・味なしの海苔か、とろろこんぶか)も選べるというオーダーメイドおにぎり。
意外とでかい。
セブンイレブンの1.5倍ぐらいか?
手前は、ぼくチョイスの海苔&ちりめん山椒。
奥は、妻ちゃんチョイスのとろろ昆布&しゃけ。
これもにぎりたてだからあっつあつ。
ハフハフ言いながら、パクパク。
全部美味しかったけど、個人的にはこのおにぎりが特においしかったなあ。
こちらも最高に美味しかったのでお会計の時に伝えますと、「おおきにー!またきてくださいね!」とさわやかに見送ってくれたお兄さん、これも素敵です。
旅行の夕ごはん、スタイルは違えど、2日とも味と笑顔で2倍おいしかったです。
ごちそうさまでした。