「私は本当はどうしたいのか」自分に問い続けた1人のあとぴっこママに3年ぶりインタビュー(その1) | ママとベビーの整体・はりきゅう

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明石市大久保町にある一軒家の治療院。
鍼灸師・小児はり師による優しい施術。
公認心理師によるカウンセリング。
看護師・保育士による子守など。
ママと赤ちゃんが安心して心と体を整えていただける空間。

本も出版しています。

こんばんは。

明石市認定、あかし子育て応援企業 ゆうべファミリー治療院の夕部良枝です。


うちの鍼灸院には、脱ステや非ステでアトピー性皮膚炎の治療をしている子ども達の来院が多いですが、薬を使いながら通ってくれているあとぴっこ達もいらっしゃいます。


以前、来てくれていたAくん。
三男と同級生。
良く2人で遊んでいました(^^)



生後6ヶ月の頃から小児はりに通ってくれていたAくんは、来院時には薬を使っていましたが、お母さんが途中、脱ステを希望され、生後9ヶ月から脱ステを開始し、その半年後に再び薬を使う治療法を選択されました。
つまり、Aくんのお母さんは、薬を使う治療法、使わない治療法、両方体験されたんですね。


現在Aくんは3歳です。
当時のお話をお母さんにインタビューさせていただきました。

インタビュー前にAくんのお母さんは、こう仰っていました。
「私も脱ステする時に少し迷いがありながら始めてしまったと思います。
脱ステを信じきれてないけど、薬にも不安がある…そういう中途半端な状態だったと。」


①脱ステを決めた理由は?
「生後2か月くらいから肌荒れしはじめ、当時通っていた皮膚科や小児科で出される薬がどんどん強くなっていたことに不安を感じていました。
今思えば薬に対する不安ではなく、選択肢を与えられず、説明も十分でない医師に対して不安があったんだと思います。
とにかく期限がなくダラダラ薬を出され続けるのが嫌でした。
ゆうべ先生のところで脱ステ非ステの選択肢を知り、薬を使わないで済むなら、と気持ちが傾きました。
でも今思えば確固たる覚悟があったわけではないと思います。」
②「確固たる覚悟があったわけではない」そう思われた理由はありますか?

「脱ステというものをよく理解していなかったからかなぁ。

当時は覚悟を決めたつもりでしたが、薬をぬらない=脱ステ=しんどいのを我慢する、ということだけで好転すると考えていたように思います。」



③脱ステ中の薬への思いは?
「使いたいとは思いませんでした。
塗っても治るわけではなく、その場しのぎだと思っていたから。
逆にちょっと、使わないという単なる意地になっていたかも。」


④再び薬を使うことを決めた理由は?
「脱ステ半年経った頃、あまり改善されず息子が夜も1時間も続けて寝られず、私も息子も家族も睡眠不足の限界がきたことです。
睡眠不足は思考を停止していました。
それでもそれまで頑張ってきたんだから、なんとか乗り越えたい、と思っていました。
でもある日、夫にこれはもう続けられる状態じゃない、一度薬を使うことも視野に入れて、脱ステを理解してくれるお医者さんを探して診てもらおうと言われました。
おそらく夫は私の心身の限界と、これは単なる私の意地のようなもので続けているだけであって、本来の目的や希望を逸していることをわかっていたんだと思います。」
⑤旦那さんからの提案を聞いて、どんな気持ちになりましたか?
夫からの提案は、正直なところホッとしました。
先が見えないことに不安があったのと、もう何が目的目標だったのか見失っていたからです。
本当は私もやめたいと思ってたけど、口にできなかったのを言ってくれた気がしました。

ただ、せっかくここまでがんばったのに〜、という少し悔しいと思う気持ちもありました。」



⑥薬を使う、使わないことの葛藤はありましたか?
「葛藤があったのは、脱ステをやめる時です。
薬に戻ったら、もう脱ステには戻れない、今までの努力が無駄になる…脱ステという標準治療じゃない方法でなんとかやり遂げたい…結局のところ、私の場合、私をよく見せたいというか、そういう方法で頑張った私を評価して欲しいと思ってたんだと思います、恥ずかしながら(笑) 。
脱ステで改善しなかったポイントはココだと思います^^;
私は、薬を使ったら何が嫌で困るのか、使わなかったら何が嫌で困るのか、と考えたことで自分の気持ちが見え始めました。」
⑦誰に良く見せたい、誰に評価して欲しいと思っていましたか?
誰だろう?誰も見てないのにね()
ママ友もいたわけでもないし、、、漠然と、自然派の良いお母さん〜なんて思ってたのかな。」



インタビューは、まだまだ続きますが、薬を再開したときのお話や現在の生活についてのお話は、また明日シェアさせていただきますね(^^)


Aくんのお母さんに当時のお話を伺うのは3年ぶりでした。
だけど、久しぶりにインタビューさせて欲しいとお願いしたわたしに、

こんな風に言ってくださいました。
本当にありがたいです。


さて。
ここまでのインタビューで、わたしが興味深く感じたのは、
【薬をぬらない=脱ステ=しんどいのを我慢する】
って方程式がAくんのお母さんの中にあったってことです。

Aくんのお母さんにとっては、脱ステはしんどいこと、我慢することだったんですね。


もしかしたら、あなたにもアトピーや脱ステ、薬に対する思い込みの方程式があるかもしれませんね。

自分がつくった思い込みの方程式に気付けるだけで、良いイメージが浮かんだり、肯定的な心の声が聞こえたり、頑なになっている気持ちが緩むことに繋がるかもしれません(^^)


明日のインタビューの続きもお楽しみに!





(^^)本出してます(^^)

*監修は佐藤美津子先生です




9月21日発売の2冊目

夜泣きに悩むママ達へ。




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夕部良枝。