日時:2024年6月17日

 

コース:富士見下→富士見峠→白尾田代→荷鞍山→富士見峠→アヤメ平→富士見下

 

          (群馬県)

 

 富士見下の林道ゲートです。富士見下駐車場は尾瀬の中で唯一の無料駐車場ですが、そこから富士見峠まで富士見林道を約7キロを歩きます

 

富士見林道は十二曲りを登りきると、田代原付近の平坦な道が続きます

 

 田代原付近に、朽ち果てた古い案内板が有りました。この富士見峠への道は、昔は尾瀬への道で一番利用者が多かったが、鳩待峠などへの道が出来てからは、今では利用者が少ない道になっているようです。その分静かな山旅が出きますね

 

 馬洗淵を過ぎ、暫く歩くと元休憩所付近に水が出ている箇所が有りました

 

林道歩きで正面に、アヤメ平の稜線が見えて来ました

 

林道脇にはツマトリソウなどが咲いています

 

 展望が開けた「アヤメ平下」付近の林道からは、今回登る荷鞍山と南峰が望めました。二つ並んだ形が「荷鞍」に見え、山名の由来なのでしょうか?。※山容が似ている山形県の二ッ森も地元では「荷鞍山」と呼ばれて、山頂に二鞍大明神が祀られています

 

林道脇に咲くオオバミゾホオズキです

 

 静かな富士見峠の東電の施設小屋(手前)と浄化槽の付いた公衆トイレ(後ろ)です。ここはアヤメ平に近いのですが、アヤメ平に来る人は鳩待峠方面からが殆どで、大勢のハイカーや登山者で賑わう尾瀬沼や尾瀬ヶ原の小屋とは対照的で静かです※廃屋だった富士見小屋は2022年に撤去されました

 

 富士見峠付近から眺める、南側の赤城山方面です。当日は雲が有り富士山は見えませんでした

 

 富士見峠の分岐道標です。ここは尾瀬ヶ原(見晴し)への分岐ですが、マイクロウェーブ反射板の管理路(右)を歩きます

 

富士見峠からはマイクロウェーブ反射板まで管理路が続いています

 

管理路脇に見頃のムラサキヤシオが咲いていました

 

 マイクロウェーブ反射板まで管理路が有りますが、そこから白尾山・尾瀬沼方面は入口に登山ポストが有り、山道歩きになります。山道は古い木道と所々泥濘が続きます

 

ワタスゲ揺れる白尾田代から眺める燧ヶ岳です

 

ヒメシャクナゲと燧ヶ岳です

 

タテヤマリンドウが湿原と登山道にまで咲き広がっています

 

 白尾山手前の登山道から眺める、これから登る荷鞍山です。左側遠くに奥白根山も見えます

 

 白尾山の手前の登山道から荷鞍山へのヤブの入口です。よく見ると古く小さい色褪せた赤テープが有ります。また今年は荷鞍山へ行かれる方が多いようで、笹ヤブにケモノ道みたいな薄い踏み跡が有りました。笹ヤブは背丈以上有りますが、ヤブ漕ぎという程度ではなく10m位かき分け出ると、刈払いされた道に出ました

 

 ヤブを抜け出ると、荷鞍山への明瞭なルート(東電の巡視路)が出現し、ここから展望の無い登山道歩きです。尾根鞍部へ一旦下ります

 

 尾根道鞍部から荷鞍山へ登り途中、大きな岩が二ヶ所有りました。いずれの岩もハングしており雨宿り出来そうでした

 

 今年(2024年)の西暦標高の山・2024mの荷鞍山の2等三角点(点名・尾名沢)です

 

荷鞍山の山頂には同じブリキ板の山名板が二枚有りました

 

 荷鞍山の山頂は南側が切り落ちて展望が有り、西側に笠ヶ岳~至仏山~巻機山~下津川山などが望めました

 

 荷鞍山の南隣には荷鞍山南峰(1975m)が、遠く南側に赤城山や武尊山が望めました。※荷鞍山から南峰方面へ刈払いされた道(東電の巡視路?)が続いていました

 

 荷鞍山から眺める南東側に男体山と日光連山の山々と奥白根山~皇海山~袈裟丸連山が見えます。山頂で展望を楽しんだ後は、富士見峠へ往路を戻り、その後アヤメ平へ行きます
 

 戻って来た富士見峠からアヤメ平方面へは、新しい木道が敷設されていました。木道に2022年と2023年の焼き印が有り敷設したばかりのようで、しかも滑り止めゴムマットも敷いて有りました。またアヤメ平方面では、鳩待峠から来た大勢のハイカーや登山者と出会いました

 

 富士見田代の池塘と燧ヶ岳です。波風が無いと「逆さ燧」が映るのですが、当日は水面が波立ち見れませんでした


 富士見田代の湿原に咲き揺れるワタスゲと、遠くの景鶴山と左奥は平ヶ岳です。景鶴山は2004年の西暦標高の山で当年登りましたので、懐かしく眺めました

 

 アヤメ平への道で眺めるアヤメ平の南壁です。積雪期は大きな雪庇になる所です

 

アヤメ平から眺める至仏山~巻機山(右)方面です

 

 アヤメ平から眺める下津川山~赤倉岳~中ノ岳~平ヶ岳~景鶴山~与作岳方面です。景鶴山と与作岳の間に荒沢岳も見えます

 

アヤメ平から眺める会津丸山岳(左)~燧ヶ岳方面です

 

 アヤメ平に咲く続くムシトリスミレです。この時期、湿原回復されたアヤメ平にはチングルマ、イワカガミ、ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウなどが咲き続いていました

 

アヤメ平のワタスゲと荷鞍山です

 

 アヤメ平から振り返り見る、今年の西暦標高の山・2024mの荷鞍山と奥白根山などです。荷鞍山は、正規登山道は有りませんが鳩待峠~尾瀬沼間の最高峰です。アヤメ平で展望を楽しみ休憩をした後は富士見峠へ戻り、その後長~い富士見林道を下り戻りました