日時:2024年3月4日
 
コース:氷上山林道・中央コース登山口⇔赤い鳥居⇔祈祷ヶ原分岐⇔氷上山
 
                (岩手県)
 
 三陸自動車道・陸前高田IC付近から眺める、岩手県沿岸南部にある氷上山です。沿岸部の山は2月中旬まで気温が高く雪が消えたそうですが、2月下旬から大雪となり全山雪山となっているそうです。私は5年振りの氷上山の雪山登山です
※氷上山の山名は、火防の神が宿る山「火神山」が転訛したそうで、また氷上山は金、水晶などの硬玉を産出したため「玉山」とも呼ばれていたそうです
 
 「玉乃湯」側の氷上山林道入口です。この氷上山林道は冬期閉鎖されていないので通行出来ますが、2月下旬からの大雪で雪道です。前回5年前の氷上山の時は林道6kを歩き周回しましたが、今回は車で中央コース登山口まで行きます
 
 氷上山林道の北側には雪が残っており、また南面も路面が凍っている所が有りますので、登山より気を使います。※通行は4DWがお勧めです
 
 氷上山林道沿いの中央コース登山口(五合目)です。登山口には入口案内標識と直ぐ後ろに赤い鳥居が有ります。また登山口付近は広く数台駐車できそうです
 
 歩いて直ぐに雪が多くなって雪道になりましたが、新雪も積もっており潜りますので先行者の足型の上を歩きます
 
 登山道は一旦、山馬越林道を横切りますが、両登山道部分には標識が設置されていました
 
 登山道脇に「氷上山・紅ヤマボウシ原木発祥の地」の標柱が立っていました。紅花のヤマボウシが見られるようなので初夏の氷上山登山も良いですね
 
 六合目の道標が見えて来ました。登山道は九十九折で傾斜も緩く歩き易いです
 
標高600m位で南側の展望が開け、広田湾と室根山などが見えました
 
 七合目の道標が見えて来ました。登山道は九十九折が続きますが徐々に傾斜が出て来ます
 
 雪の量が多くなって、先行者はスノーシューに履き替えたようです。中央コースの登山道は掘割状の九十九折の坂が続くので、昔からの参道なのでしょうか?
 
 八合目の道標です。付近の小ピークに祠が有るのですが、今回は雪が多く確認できませんでした
 
雪が深くスノーシューでも潜っている先行者の足跡です
 
 登山道脇に有る石積の小広場(避難小屋跡)は、昔の信仰の場だったらしく古い鉄剣と石碑なども残っていますが、当日は雪が深く一部しか見えませんでした
 
 「九合目」直下(標高約750m)に有るトイレが見えて来ました。氷上山登山道で唯一のトイレと言われています
 
 中央コース「九合目」の道標です。急坂はここで終わりで、間もなく祈祷ケ原(玉の湯コースとの分岐付近)です
 
 祈祷ヶ原から眺める、5年前の氷上山で歩いた「西の御殿」のピークと避難小屋の登奈孝志荘(となこしそう)です。ここからは「玉の湯コース」からのメインコースと合流するので、踏み締められたトレースが有りました
 
 祈祷ヶ原から多くの登山者に歩かれて出来たトレースは、ツボ足でも歩けます 
 
 氷上山頂への道脇に有る「まわり石」から眺める南三陸の広田湾~金華山などです
 
 山頂へは多くの登山者に歩かれ出来たトレースを歩きますが、トレースから外れると雪が深いです
 
山頂直下の「東の御殿」衣太手神社 (きめたて)です
 
 氷上山(874m)山頂ですが、三角点は雪の下です。南側に広田湾~金華山が見えます。私は5年振り4回目の再訪ですが、今回が雪が一番多いですね
 
 山頂から眺める北側の五葉山方面です。山頂で展望を楽しんだ後は往路を戻りました
 
 
当日見た岩手のイヌワシ
 イヌワシ(手前)が雪を被った木に止まりましたが、木には既にもう一羽のイヌワシ(奥)が居たようです
 
 二羽仲良く木に止まっています。奥に居るイヌワシの方が大きいようで、飛んで来たイヌワシの方が小さいようです
 
大きい方のイヌワシが飛びました
 
大きい方のイヌワシは両足は出しています
 
残された小さい方のイヌワシです
 
小さい方のイヌワシも飛び立ちました
 
小さい方のイヌワシです
 
 小さい方のイヌワシです。この後、二羽のイヌワシは遠くへ飛んで行きました