日時:2019年9月26日
コース:スキー場林道終点⇔濁沢⇔1302m⇔金剛沢左岸台地⇔金剛沢⇔西補陀落
(山形県)
湯殿山スキー場林道終点です。林道終点の登山口からは正面に品倉山が見えますが、この後は展望のない道を歩きます。
今回は昔存在した月山の西補陀落へ、先月(2019.8)東補陀落へ行って来た若い女性のFさんと行きます。なお私は12年ぶりの参詣です。
途中から、水路と並行した道が濁沢まで続きます
濁沢の渡渉箇所です。水量が少なく浅瀬を渡れました
濁沢渡渉箇所から続いた湿地状の道が終わると、1302mPへの急な尾根道になります。道は泥濘が多いので登山口から長靴歩きで正解でした。なお登山靴は背負っています
1302m~1478mPへと続く尾根です。道は1302mPを越すと北側へ緩く下ります
1302mpへの尾根道で振り返り見る品倉山です
1302mP付近から眺める、品倉山から続く尾根です。背後に湯殿山も見え、遠くに朝日連峰北部の離森山その背後に以東岳~化穴山などが見えます
1302mPを北側に乗り越すと展望の良い草原が有り、今回も正面に鳥海山が見えました。この草原付近は紅葉時期は絶景ポイントかも知れませんね
1302mP付近から眺める1479m(右)からの派生尾根です。途中、コースの屈曲点ポイントが12年前と若干変わっており、私の記憶も定かでないのでポイントの確認に手こずりましたが、すぐに修正できました
1479mからの派生尾根を回り込むと雨告山が見えてきました
1479mからの派生尾根を回り込み、トラバース気味に金剛沢左岸台地へ下ります。※金剛沢左岸台地と勝手に言っています
草付き斜面をトラバース気味に下ります
金剛沢左岸台地にある小池です。※小池の先は程なくして藪の道になります
田麦川(金剛沢)へ小池の手前のヤブの小沢を下りますが、渇水期で天気も良いので枯れた沢が続きます
水量が増えてきた小沢を下ります
田麦川(金剛沢)に合流しました。ここから上流の西補陀落へ徒渉しながら行きます
田麦川(金剛沢)の対岸には雨告山の岩壁が見えます
金剛沢徒渉中に月山神社と山頂方面が見える箇所が有りました
金剛沢からコンデジのズームで見た月山山頂(左)と月山神社(右)です。私のカメラは、プロのFさんのカメラの重さ、大きさ、価格が十分の一以下です
大岩がゴロゴロしている箇所もありますが、爽快な沢歩きです
振り返り見る金剛沢と左岸台地(左上)です
左岸の大岩を乗越します(下山時撮影)
渇水期で条件が良かったので、長靴で石を飛び浅瀬を歩きます
両岸が崩壊していて硫黄?の臭いもしています
振り返り見る雨告山です。西補陀落が近くなると両岸が迫ってきました
西補陀落周辺です。付近は崩壊が激しい崖地になって昔の面影が無いと云われています。私はその昔?の状態が知りませんので写真、書物などで確認したいと思っています
西補陀落の「陰ノ水」の御神体でしょうか。なお12年前に左岸側に有った補陀落の宝剣などを探しますが見当たりませんでした
西補陀落の「陰ノ水」と「大石洞窟」と云われている所です。金剛沢上流の西補陀落(胎蔵界)は月山の幻の霊場と云われています。※補陀落とは観音菩薩が住むところと云われています
西補陀落の崩壊激しい大石洞窟です。12年前に来たときより崩壊が進み手前半分埋まっています。Fさんは天井崩落も気にせず御神体へお神酒を上げています
西補陀落の金剛沢に架かる滝です。滝の上部にクサリが見えます。Fさんは滝を眺めながら上部を気にしているようです
滝側壁を軽く登るFさんです。Fさんは現役のクライマー?ですね
滝の上部から振り返り見る西補陀落周辺です。遠くに雨告山(左上)も見えます。※雨告山の山頂には、H13に「西補陀落 守山神社」の石碑が建立されていて、山頂付近から西補陀落を眺められます
滝の上部にクサリが有ります。12年前の西補陀落の時と余り変わっていないようで、錆びて痩せ細り非常に危険で利用できないです。また月山の古いガイドブックには、月山頂上付近の鍛冶小屋から西補陀落への道が記入されていました。クサリ道は、その道へ続いていたのでしょうか
クサリの有る滝の上部から見る金剛沢上流です。滝上部を確認した後は再度、西補陀落周辺を探訪し往路を戻ります
帰路で振り返り見る左岸台地と紅葉した月山の主稜線です
紅葉した月山の山頂西面です。この後も、展望箇所が有る度に休憩をしながら長~い往路を戻りました。
なお当日は懐かしい西補陀落へ前回と同じような状況で再訪でき、終日12年前へタイムスリップしたような感じでした。Fさんありがとうございました