憧れの人『山口小夜子』 | 斉藤ゆき子の「朗読と声の徒然なるまま」オフィシャルプログ

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朗読表現者・ナレーター・声優。シンガー。ソフィアの森代表。@音読指導士を養成。著書「奇跡の朗読教室」NHKドラマ「この声をきみに」朗読指導。日々の気づきや朗読教室で起きた事など他を書いています。東京にて活動中。



こんにちは。

ソフィアの森主宰

声の表現者

斉藤ゆき子です。


先日ドキュメンタリー映画

「氷の花火 山口小夜子』

を映画館で観た。


70年代、

ファッション界の最先端だった。

たくさんの人に愛され、

触れたことのない神秘性に虜になった、

そんな人が多かったと思う。


かくいう私も懐かしさと

彼女をもっと知りたくて

一回だけでなく翌日も映画館に行った。


小学校の時に資生堂のCMでみて以来

彼女のファンになり、私は今もなお

時代を彩った1人として

心から尊敬している。


夢にまでみたベネフィークのCM。

20年後に

私が資生堂CMの原稿をまさか

読ませていただけるなど夢にも思わなかった。

実はそれがきっかけで

競合である花王のCMも担当した。


彼女が生きていたら、

私のラジオにも出演してくれただろう

それぐらい、垣根をつくらない

気さくな方だった。


『美しいことは苦しいこと』

そう言い続けた彼女だが、

そんなストイックさと

あらゆる芸術に身を投じた生き方が

本当に好きだった。



切れ長の目が個性だが

実はまあるい目をしていた。


仕事モードで

切れ長の目で自分をプロデュースしていたのだ。

そんなの、素敵すぎる。


私が10歳の時にテレビで初めて見た彼女。

理由は見つからないが衝撃だった!


彼女の何が好きかというと

全てが共感できること。


洋服を切る時、自分の我や欲をすてると、

洋服が、

こういう動きをするといいと

教えてくれる!と言っていたが


私は、作品を声で着る時

すべての自分の我欲をすてると

読み方がちゃんと降りてくる体験がある。

洋服も小説も同じだった。


そうして彼女は1匹狼だった。

ファッションショーの楽屋で

みんながタバコやシャンパンを飲んでいるとき

片隅で本をひたすら読んでいたという。


わたしも一匹おおかみだ。

人とつるまない。

良い意味でも逆でも

一緒の舞台に出ませんか?など

誘われたことがない。

しかしある意味それでいいと思っている。


孤独がいいのだ。

孤独が芸術を育てるのだ。


山口小夜子さん。

ファッションモデルにとどまらずに

表現者として大きな存在感を示した。

映画、演劇、ダンス、パフォーマンス。

妥協を許さずにひたむきに走った

生き方に共感しながら

私も走る!


さて、近日の舞台公演

決してチケットの損はさせません!!

面白くなかったらチケット代をお返し

する、くらいの覚悟で臨みます!



詳しくはこちらです。

https://www.humming-hall.jp/event/240326.php





チケット受付は、

ハミングホールまで。



よろしくお願い申し上げます。