斉藤ゆき子のオフィシャルプログ

斉藤ゆき子のオフィシャルプログ

ナレーター・朗読家直伝、朗読のコツと話し方のテクニック。また日頃の活動を徒然なるままに書いています。「奇跡の朗読教室」著者


奇跡の朗読教室著者

ソフィアの森主宰

ナレーター・朗読家の

斉藤ゆき子です。


以前にも書いたことがありますが、
話し方セミナーやコミュニケーションのセミナーなどにいくとかならず、メラビアンの法則を引き合いに出されたりするのですが、


話し方、話す内容、見た目、
聴覚情報、言語情報、視覚情報


人が注目する比率は、さて
どれぐらいでしょう?という。


まずこれを出されると
掴みとしてはありきたりすぎて
またきたー!とわたしなど
完全にひいてしまうのですけど
ただ、


知らない方のために、一応。


視覚情報が55% 
内容は7%
聴覚情報は38%

という、一つの統計からきている。



さて、一方このように
レクチャーする人もいます。
かなり前になりますが、
あるセミナーに誘われて、
そこでその講師が言った言葉に


話す内容がなにより大事。それが8割です!
見た目が、1割で、
話し方は全く関係はないから、1割なんですよ。


とまどいましたが
考え方は自由だから
この方は、そういう考え方なんだと
腹に落とした。
が、しかし、
声が通らず小さく、逆に大きすぎたり
噛みすぎたり、
早口で、また一本調子だとしたら、
聞く気持ちがおきるだろうかー!



さて、人の価値観というのは
実に多種多様で、だからこそ社会は
バランスとれてるのかもしれませんけど。



私はどちらかというと、
タイプは聴覚の方が、
視覚よりも感覚を占めているかもしれません。



何年も前の読売新聞。
原田宗典さんの記事が心に残った。
共感したから。
その時の内容をしっかり記憶しているので
少し触れさせて頂きます。


作家活動の中で、
当時朗読にも挑戦していたようで
声や音についても興味が湧いていたようでした。


人の声の面白さについて
ひとしきり書かれてあったのですが、


中でも
勝新太郎さんの公演中のやりとりが
掲載されていて、その記事が、
興味深くて忘れられないのです
内容はこんな感じでした。





勝さんが、楽屋で役者に

「おい。客って、何を聞いてるか
わかるか?」

返答に困っていると


「客は台詞なんて聞いてない、
芝居ハネたあと台詞覚えている客なんて
いねえだろ。
あれはな、声を聞いてるんだ
音を聞いてるんだ」


勝新は、だからわざと
わかりにくい小声で囁くようにいう台詞まわしに
拘っていたのかと。
お客はその声に酔いしれることを
知っていた!


という内容だった。
たしかに。
小さい時から好きな荒井由美さん(松任谷由実)さんですが曲に込められたら深い意味がわからなくても
声に惹かれてメロディに酔い、
好きでたまらなかった。


9歳のときに父の葬儀の時に聞いた
菩提寺の僧侶の方の声が素晴らしく
仏教が好きになったことを思い出す。
当然何を唱えていたかなどわからないけど
それだって


音に惹かれた。


音の世界。つまり
ゴスペルも、声明も、音で
それぞれが信じる神や仏を讃えていく。


私はそう、小さい頃から音に敏感だったのかも
しれません。


生き様や思考が声をつくる。
だからこそ
日常の行いが大事なのかな。


今年、始まってまだ少し。
自分の生き方を見直し
進んでいきたいと思うのでした。


また明日