言葉がなくても背中で語る演技 | 斉藤ゆき子の「朗読と声の徒然なるまま」オフィシャルプログ

斉藤ゆき子の「朗読と声の徒然なるまま」オフィシャルプログ

朗読表現者・ナレーター・声優。シンガー。ソフィアの森代表。@音読指導士を養成。著書「奇跡の朗読教室」NHKドラマ「この声をきみに」朗読指導。日々の気づきや朗読教室で起きた事など他を書いています。東京にて活動中。




こんにちは。

ソフィアの森主宰

斉藤ゆき子です。


今朝、TVK(テレビ埼玉)で放送中の

新座頭市を何気なく観て

号泣したわたし。


斉藤こづ恵さんが小さい頃に演じた

第9話

『そこのけそこのけあんまが通る』


輿入れの行列が泊まる宿から、

幼い琴姫が犬と抜け出し、

市、勝新太郎と出会い共に過ごす。

まさにローマの休日をアレンジしたよう。

1976年ごろの作品です。


斎藤こづ恵さんの演技に舌を巻く作品。

最後お別れのシーンで、こづ恵さんの

『市、ことは、どこにいても

市のことを忘れん』


この時のこづ恵さんの表情が

たまらないのです。


何回も見てるのですが

毎回泣きます。


そうして勝新は、素直に演劇界の

『神』だったと思います。



先日、パーフェクトティズを観ましたが

主演役所広司さんの演技って、

原点は、勝新かな?と。


言葉のない演技の究極は、勝新だと

つくづく思った私。


ある俳優が勝新太郎の芝居の気迫の

 凄さたるや慄くほどだったと言っていた。 


また『冷蔵庫に入れておいた芝居をするな』と

準備しつくしてする演技ではなく

現場のその空気に

向き合って勝負する姿だから、

魂が伝わるのだと感じる。


私がこれから作りたい世界でもある。

九十九一さんに演出を依頼した

次回の公演。

いらしてくださる皆様に何か一つでも

持ち帰って頂きたい意欲でいます。

ロシアのスタニフラフスキーの稽古で

学んだ如くに、

その時に応じて変化させていける舞台に

向き合って楽しみます。

 

2024年3月26日(火) 14時開演

東大和市ハミングホール小ホールにて

“nature hommage”

朗読とピアノでの音語り公演


一昨年、せんがわ劇場で好評だった舞台を

東大和にて上演。

スタッフも全て同じチームです。

ぜひ皆さまに聴いて頂きたい!


よろしくお願い申し上げます。

https://www.humming-hall.jp/event/240326.php



チケット受付は、

ハミングホール友の会会員は

先行予約1月27日から。

一般発売は28日より。

詳しくはハミングホールまで。



さて、本年最初のワークショップは

1月21日です!

まだお席に余裕があります。



ソフィアの仲間になりたい方は

こちらのワークショップに参加してから

お考えくださいませ!


https://sofianomori.com/2023/12/14/1785/