こんばんは。
井上ひさし「少年口伝隊一九四五」読了しました。
以前から図書館で気になっていた絵本です。
広島で被爆して肉親を失った、三人の少年の
約1ヶ月の物語です。
知らないことがいっぱいあってびっくりしました。
タイトルになっている新聞社の口伝隊。
新聞が発行できないので、口頭で人々に
情報を伝えるのです。
アメリカ人による精神養子。
原爆で孤児になった子供たちの養育を
支えようと、アメリカ人が始めた制度だそう。
そして終戦から約1ヶ月後に広島を襲った
超大型台風。
日本海から東北まで襲い、広島を中心に
四千人近い人々が亡くなったとか。
いやー、全然知らなかった。
読んでよかったわー。
物語の終盤、少年たちを支える哲学じいたん
(元大学教授の哲学者のようです)の言葉が
怒りと共に強さ、優しさに満ちていて感動。
そしてラストの墓石の文字に思わず涙しました。
それではまた!