山田風太郎「白波五人帖」読了しました。
作者といいネタといい、絶対面白いはず、と思って
読み始め、やっぱり面白かったです!
歌舞伎でお馴染みの白浪五人男。
彼らの末路と最期がそれぞれ描かれます。
とくに面白かったのは、弁天小僧と南郷力丸のお話。
二人が江戸城で、牢で大暴れ。
ドキドキハラハラしました。
そして迎える最期はとても切なくて、思わず涙。
やっぱり弁天小僧は立ち腹を切るのだなー。
歌舞伎の「浜松屋」そっくりの場面には、ニヤニヤ
しちゃいました。
実は私、若いころから歌舞伎が大好きで、高校性のころに
観た「三人吉三」で一気に菊五郎と黙阿弥物のファンに。
以来ずーっと、菊五郎劇団の黙阿弥物を見続けて
いましたが、一番のお気に入りは「白波五人男」
弁天小僧なんです。
もう何十回も観ています。
台詞もほとんど覚えているくらい。
なのでこの本を読んでいたら、ワクワクしました。
懐かしくなったので、うちにあるDVDを観よう!
それではまた!