花粉症の薬、眠くならないタイプってあるの? | アラサー薬剤師、日常のブログ

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時々ではありますがためになることも発信できればと思います。

みなさんこんにちは!


アラサー薬剤師です。


この時期になると「花粉症がつらい…」という声をよく聞きますよね。


薬局でも「眠くならない花粉症の薬がほしい!」というご相談がとても多くなってきます。


今日はそんな方のために、眠気の少ない花粉症薬についてお話ししようと思います!


の、前に以前に書いた記事の紹介↓



そもそも、なぜ眠くなるの?

花粉症薬の多くは「抗ヒスタミン薬」という種類に分類されます。


この抗ヒスタミン薬の中でも「第一世代」と「第二世代」に分かれていて、第一世代は脳に入りやすいため、眠気やだるさが出やすいんです。


昔ながらの「ポララミン」や「レスタミン」などがこれにあたります。


眠くなりにくいのは第二世代

最近よく使われているのは第二世代抗ヒスタミン薬


このタイプは脳に入りにくく、眠気が出にくいのが特徴です。


代表的なものだと、

  • アレグラ(成分名:フェキソフェナジン)
  • クラリチン(成分名:ロラタジン)
  • デザレックス(成分名:デスロラタジン)

どれも眠気が少ないとされていますが、人によっては眠くなることもあるので要注意です。


市販薬として買えるものもある!

これらの薬は一部はOTC(市販薬)としても購入可能です。


たとえば、アレグラFXは市販でも手に入りますし、クラリチンEXなどもあります。


ただし、持病がある方や他のお薬を使っている方は、薬剤師に相談してからの方が安心です。


まとめ

  • 眠くなりにくい花粉症薬は「第二世代抗ヒスタミン薬」
  • 代表薬はアレグラ、クラリチン、デザレックスなど
  • 市販でも買えるけど、不安な方は薬剤師に相談を

「仕事中に眠くなるのがイヤ」「車の運転がある」という方には、眠気の少ない薬の選択肢もあります。

花粉症シーズンを少しでも快適に過ごせるよう、自分に合ったお薬を見つけてくださいね!


※この記事は一般の方向けに情報提供を目的としており、服用を推奨するものではありません。医師・薬剤師にご相談の上、ご使用ください。

【出典】
・厚生労働省「花粉症ナビ」
・PMDA 添付文書:フェキソフェナジン、ロラタジン、デスロラタジン
・くすりのしおり(一般向け薬剤情報)