ロキソニンとカロナール、どう違う?風邪の時に選ばれる理由 | アラサー薬剤師、日常のブログ

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みなさんこんにちは!


アラサー薬剤師です!


今日は、風邪をひいたときによく耳にするお薬、「ロキソニン」と「カロナール」の違いについてお話ししたいと思います。


薬局や病院で「どっちが効くの?」「どっちが安全なの?」と聞かれることも多いのですが、実はこの2つ、似ているようで結構違います。


以前の記事の紹介↓



ロキソニンってどんな薬?

ロキソニンは、「ロキソプロフェンナトリウム」という成分を含む解熱鎮痛薬で、炎症を抑える効果もあるのが特徴です。


歯の痛みや生理痛、関節の痛みなど幅広く使われています。


効果がしっかりしている反面、胃に負担がかかりやすいというデメリットも。


空腹時の服用は避けた方がよいとされています。


カロナールってどんな薬?

一方、カロナールは「アセトアミノフェン」という成分で、穏やかに熱や痛みを抑えるのが特徴。


胃への負担が少なく、副作用も比較的少なめなので、妊婦さんや赤ちゃんにも使われることが多いんですよ。


ただし、炎症を抑える作用はあまりないので、喉の腫れなどが強いときには向かないこともあります。


風邪のときはどっちがいいの?

風邪で熱が出たときには、体力のことや胃の状態を考えてカロナールが使われることが多いです。


「とにかく熱と痛みを抑えたい!」というときはロキソニンが選ばれることもありますが、医師の判断で処方されることが多いですね。



まとめ

  • ロキソニン:しっかり効くが、胃に負担がある
  • カロナール:穏やかに効く、副作用が少ない

どちらも市販薬としても販売されていますが、自分の体調や体質に合った薬を選ぶのが大事。


心配なときは薬剤師や医師に相談してくださいね!


※本記事は一般向けの情報提供を目的としたものであり、個別の服用を推奨するものではありません。

【出典】
・ロキソプロフェンナトリウム錠の添付文書(PMDA)
・アセトアミノフェン錠の添付文書(PMDA)
・厚生労働省「くすりのしおり」