みなさんこんにちは!
アラサー薬剤師です。
今回は、処方されることの多い湿布薬、「モーラステープ」と「ロキソニンテープ」についてお話しします。
どちらも痛みや炎症を和らげる湿布薬ですが、成分や注意点に違いがあります。
の前に、以前投稿した記事の紹介です↓
ロキソニンテープとは?
ロキソニンテープは、飲み薬でもおなじみのロキソプロフェンという成分を含む湿布薬。
筋肉痛、関節痛、腰痛などに処方されることが多く、痛みの原因部分に直接作用します。
副作用も少なく、比較的肌にやさしいとされているため、継続使用しやすいのが特徴です。
モーラステープとは?
モーラステープはケトプロフェンという成分を含み、ロキソニンより炎症を抑える力がやや強いとされています。
慢性的な関節の痛みや腫れに対して処方されることが多いです。
ただし、光線過敏症(紫外線アレルギー)を起こしやすいため、貼付部位を日光に当てないようにする必要があります。
使い分けのポイントは?
- 軽い痛みや運動後のケア → ロキソニンテープ
- 炎症や腫れが強い慢性痛 → モーラステープ(ただし日光注意)
まとめ
- ロキソニンテープ:肌にやさしく、使いやすい
- モーラステープ:炎症に強いが、紫外線に注意
どちらも患部に直接作用するタイプの湿布薬なので、効果的に使えば痛みの緩和に役立ちます。
貼る場所や使用期間、アレルギーの有無に応じて、医師や薬剤師に相談して選びましょう!
※本記事は一般向けに情報提供を目的としており、使用を推奨するものではありません。使用時は必ず医師・薬剤師にご相談ください。
【出典】
・PMDA 添付文書:ケトプロフェン(モーラステープ)、ロキソプロフェン(ロキソニンテープ)
・くすりのしおり(外用鎮痛消炎薬)
・日本整形外科学会「痛みと湿布の選び方」