母とマナーと私(その3) | あなたの人生をトータルで応援します

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人生の節目でお役立ちシューカツマスター

しばらく間が空いてしまいました。

何故私がマナーを始めたのかを書いています。

その3になります。



毎日、仕事に追われる私。

どんどん坂道を転げるように弱っていった母。

それでも、まだ大丈夫と思っていた私。

命を助けるための手術が、死を早めてしまいました。

何も話せず、聴くこともできずに逝ってしまいました。


何をしてほしかったのだろう・・・。

1ヶ月は、何も考えられず、仕事と家事に費やす時間以外はひたすら眠っていました。

その後に来たのが喪失感と深い後悔でした。

誰からも痩せたねと驚かれるようになっていました。

3ヶ月目、母は何がやりたかったのだろう・・・。

探しました。


作法のファイルが何冊か残されました。



母が病んでいるうち、作法の師であった先生は亡くなられ

その後継者もいませんでした。

母に作法を繋いでほしいと懇願されても仕事を理由に逃げ回っていました。

取り返しのつかないことをしたと思うと堪りませんでした。


関西にある作法会を探し、何も考えずに説明会に参加しました。

そしてすべてはご縁だと思い、そこで作法を学ぶことにしました。


1年くらいは、母の所作の美しかったことを思い出します。

自分の姿勢の悪さや付け焼刃ではできないことを思い知るばかり・・・

なんて勿体ない事をしてしまったのかと

ますます後悔ばかりでした。


作法会では、年齢は重ねてても、できていないことを

会長や先輩方から注意を受ける度に自信喪失していきました。


作法を学んで解ったこと

知っているようで解っていなかったこと

解っていてもできないこと

意識したらできても、自然にはできてはいないことでした。


貴重な学びでした。

ですが、私は、生来できないことがあると嫌なんですよね!

反発力で生きてきたようなところがあります。

ここは結構な頑張りでしたね。笑


そして、その1年後に娘が入会してきます。

ほんまにびっくりしますわ!

説明会に行って、試し授業を受けて入会してきたからという事後報告!

娘は働いて3年経った時、このままこれからもずっと同じように

勤めているだけだろうかと思ったら

ステップUPしたい!

何をしたらよいのかを色々探していました。


娘が入会したきっかけは

「祖母が亡くなって落ち込んでいた母が

作法会で学び出してから元気になったこと」

だったと聞きました。


娘が後ろを走ってきます!

嬉しいけれど、ボヤボヤしてられませんよねぇ・・・。



ちょっと待って!でも、これって!?もしや母の陰謀では?


母が作法の道を目指した原因は、まがうことなくこの孫娘にあったのでは?

おかあさん、やってくれるね!あの世からきっちり送ってるよね・・・違う


亡くなっても、母の野望は果てしなく続きました。(笑)

これでは終わりませんでした!

続きは改めて。もう少しお付き合いください。