ホームジムのタイムテーブルに、漫画家そっちのけで突然、インストラクターになり、大好きな格闘技エクササイズを増やしまくった私。
タイムテーブルを眺め、悦にいたるも、予測できない、コロナという自然災害?による緊急事態宣言により、まさかのジムの休館…
レッスン0
と、いう事態になってしまったのだった。
普通は落ち込むのであろうが、私は意外にも冷静だった。この時点で、もうかなり達成感があったのかもしれないが、「やるだけやったしな…それに、自然災害だから、しょうがなくない?」みたいな感じだった。私は昔からあんまり、落ち込むということがない。大体、「しょーがなくない?」であっさりと次にいけるタイプなのである。
単に単細胞なのかもしれない。
まあ、運動出来ないとストレスがたまるので、朝早く公園にいってはバーピージャンプで飛び跳ねたり腕立て伏せとかやっていた。
(早く先に進みたいので途中省略)
そうこうするうちに、緊急事態宣言も明け、再び巷ではトレーニングブーム?がやってきた。しかし、私たちインストラクターは、まさかのマスクをしながら😷の激しく有酸素系格闘技エクササイズの指導という、何かの罰ゲームか⁉︎という状況で働かなければならなかった。キューを出すため大きく息を吸い込むと不織布マスクが汗でピタっと張り付くあの窒息感は、今も忘れられない。
私は肺活量が4300くらいあるので、マスクして動きながらキュー出しもまあ、大丈夫だったが、前でやるインストラクターはちょっとマスクがズレただけで、客からクレームが来たりと、あの頃のインストラクターはみんな大変だったと思う。
もう、この時点でかなり、私のイントラとしてのテンションはだだ下がっているのだが、これといって辞めるきっかけもなく、エクササイズは好きだしまた、エクササイズのニーズもあるため、何となくダラダラと続けていた私。
ちなみに、この頃、私は自分が何をやりたいのか、なんなのかわからなくなっていた。
自分は漫画家のはずなのに、インストラクターをやっていると、みんな、先生!先生!☺️と接してくるので、リアルな人間と接点のあるこっちの世界がメインみたいな錯覚に陥るというか…
(対して、漫画家は人と接しなく孤独な仕事)
漫画家よりもイントラの方が、どうしても、一般的にやりやすいし簡単なので、生活がこっちに流れてしまうのである。
これは、その他バイトとかでも同じくだと思う。
いつの間にか、液タブはホコリを被ったまま。
そんな時、仲良しのインフルエンサーともちんが、何と、自身がディレクターを務めるブランドの展示会をやるというので、応援にかけつけた。
(ちなみにそこで、GLOWの編集者Hさんと知り合うのである。)
自分の好きなことで、キラキラ輝いているともちんが眩しく…別世界の住人のようだった。そして、鏡に映った私は、毎日の有酸素運動で疲れ、痩せこけていた。それをみて私は、ふっと、
「あ、そろそろ私も、本業に戻りたいかな…」と、思った。
そっからの私の行動は、かなり早かった。
続く。
レカルカタイアップ漫画掲載中!
書店、Amazonで販売中です。読んでね
!



