皆様、明けましておめでとうございます。
新年早々、痛ましいニュースが続いていますね・・・。
被災地の一日も早い復興を祈り、また、亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
滞在記が途中ですが、今日はチビくんの糖尿病治療の記録を書きたいと思います。
初めてチビが糖尿病と診断された時、ネットですぐに調べたんですが、その時は楽観的な記事ばかり読んでしまったんだなと今は思っています。
なので、猫の糖尿病を完全に簡単に考え過ぎていました
私が最初に情報を得たスムーズに血糖値のコントロールが出来て、インスリンの離脱までいくケースは、稀でとてもラッキーなケースなんですよね。
逆に、チビの症状で検索をかけて出て来る闘病記録や、動物病院の記事はこれでもかと沢山ヒットしました・・・。
最初のブログ以降、チビの症状はかなりアップダウンがあり、血糖値もなかなか安定しませんでした。
インスリンを始めたのに数値はHI(1000)を叩き出すことも多く、低くて400代、通常で600という高血糖値。
猫の血糖値は、通常50~150なのでものすごく高いわけです。
そして、高血糖が続くとまるでハイ状態で異常にご飯を欲しがったり、水をバチャバチャ(ボウルに口も鼻もくっつけてまるで吸い込んでるよう)飲んだり、おしっこも大量でした。
そして、チビの場合、インスリンを始めてもなかなか血糖値が下がらなかったので、徐々に量を増やしていったのですが、ハイが来たあとは脱水症状を起こして元気消失、ご飯も食べない水も飲まないというダウン期が必ず訪れました。
それが今まで4回起きています。
その都度、死んじゃうかも・・・と思うほどぐったりとして、最初の時は夜の10時半頃に病院へ連れていったこともありました。
実は、この年始もそのダウン期が訪れ、今回は初めて下痢と嘔吐も併発し、今度こそもうダメかもと思いました
年末から徐々に輸液の回数と日数をあけていったあとだったので、このままずっと輸液をしないとダメなの?と不安にもなりました。
この年末年始は、娘が帰って来たとはいえ、お出かけしたのはモールと初詣くらい。
メインは、チビの病院通いでした。
このドクター、年配の女性なんですが、とても温かくて動物に寄り添ってくれる人で、時間構わず対応してくれるのでありがたいです
そして、つい最近ひょんな話の流れで知ったのですが、なんとデンバーの大学出身だと
私も「実は、主人がコロラドに住んでいるんです」と話して盛り上がってしまいました
糖尿病が発覚し、ロイヤルカナンの糖コントロールにフードを変えた時は、喜んでバクバク食べていたんですが、初回のダウン期のあと全く食べなくなりました
それまで、週一回の血糖値測定入院と輸液で大丈夫だったのに、徐々に体重は減っていき、ダウン期までの期間も短くなっていきました。
糖尿病のフードは2種類しかないので、祈りながらヒルズのm/dをあげてみたら、ものすごい食いつきで一安心
今もロイカナのほうはフンッてするけど(まだ残ってるのに
)、m/dは食べてくれるので良かったです。
糖尿病フードは5000円くらいするから大変よ
最初に試したラインスリン(ランタス)は、量を増やしてもあまり効き目がみえなかったのでこちらに変更となりました。
すると、少し血糖値が下がったのでそのまま使って様子を見ることに。
ドクターは、「インスリンの効きが悪いからとどんどん量を増やしたり、コロコロ変えたりするのも良くないので、少しずつ試してゆっくりチビちゃんに合う量を見極めていきましょうね。糖尿病の治療は、根気がいる病気で飼い主さんも本当に大変。焦らずに頑張っていきましょう」と。
せっかちな私は、つい「なんで効かないの?」「もうチビくんダメなのかな?」なんて結論に飛び込みがちだったので、先生の言葉に救われました
こんな風にすやすや寝ている姿を見ると癒されたり。
この寝方は、本当にリラックスしている時。
今のチビくんは、前みたいにお腹をてっぺんに向けて寝たり、もうこの寝方も滅多にしません
血糖値の数値HIがなかなか減らないので、即効性のインスリンと持続性のインスリンの2種類を打つことになりました。
この時、体重は4.5Kgで停滞。
体格は大きいので、出来れば5.5Kgくらいまで体重を増やしたいねとドクター。
ハイ期でバクバク食べても、おしっこで糖が出てしまうからか、全く体重は増えません
年始のダウン期で体重は4.2Kgになってしまいました
一度、低血糖になってしまったのか、横になってぐったりと動かず、目も遠くを見て、呼吸も深いことがありました。
その時、夜中の12:30。病院に電話をするのも躊躇したし、様子を見るしか出来ませんでした
低血糖なら砂糖水を飲ませたところだけど、高血糖でぐったりしているなら悪化させてしまう。
恐くて何も出来ませんでした・・・。
ウトウトしながらたまにチビの様子を見て、明け方5時頃、チビの様子を見にいくと、香箱座りをしていたチビ
そして、私の姿を見るとご飯を貰う場所まで歩いていきました
その朝、病院へ連れて行った時にその話をすると、「いつでも電話して!死んじゃうかも知れないし、夜中でも診ますよ。そんな様子を見てるのは辛かったでしょうに。そういう気持ちもぜひ共有させてね。飼い主さんたちだけで不安を抱えないで」とドクター
そして、家でも血糖値を計れるようにリブレ(血糖値測定器)を付けることになりました。
毛を剃ってこの機械をバチンと皮膚に装着
音にびっくりしてビクンとなったけど、痛くはないみたい
これでいつでもチビの血糖値が自分で計れるようになりました
リブレは、人間用なので、血液検査より少し低く出てしまいますが、それでも目で見えるのは本当に安心出来ます。
そして、この2種類のインスリン効果か、最近やっとチビくんの血糖値が上がっても400代で落ち着くようになって来ました
前は、即効性インスリンが切れる頃の数時間後にもうHIとなっていたけど、HIが出ることもなくなりました。
今までは見たことがなかった100以下も出るようになったし、たまにLOも出るように
高血糖が続くとケトアシドーシスが怖いけど、低血糖だと発作を起こして死んでしまうこともあるので、LOが出た時は不安で心配で夜も満足に眠れなかったけど
でも、こうやって家で血糖値が見れるようになったのは本当に安心です。
取っちゃわないようにお洋服を着させられました
これが可愛くて可愛くて
Nは、「パイナップルガイはどうしてる?」と聞くように
輸液したあとは腕まわりがたぷたぷしてます(笑)
インスリンを打ち、即効性が効いてい来ると気持ち悪いのか、一旦静かになってうずくまったりします。
でも、その2時間後くらいになると安定するのか、リラックスして寝ることも
徐々に血糖値の曲線が見えて来たので、低い数値で落ち着いてくれれば、脱水も起こさずに安定すると思うんだけど・・・。
昨日、お洋服を取り換えられてました
今度は、”ウォーターメロンガイ”です
それにしても糖尿病治療費は、ハンパないです
息子が半分出してくれるので本当ありがたいですが、発症してから今までで20万弱かかってると思う・・・。
初めて糖尿病について検索した時、「治療しない選択」や「かかる費用」というワードがすぐ出て来たけど、なるほどと今は思ってます。
今回、Nが帰国する時にかなりの円が残ったんですが、チビの治療費や生活費にあててと渡して来ました
すぐさま全力で断ったんですが、「夫婦なんだから当たり前でしょ。チビも僕の家族なんだよ」と言われ、申し訳ないやらありがたいやらとても複雑な気持ちでした
彼の懐の大きさや愛情深さに慣れる日なんて来ない気がします・・・。
最後に3人で初詣に行った時
おみくじは、見事に大吉
しかも内容がすごく納得のいくものでびっくり
去年のおみくじも良かったのでお財布に入れていたので読み返してみると、やっぱりその通りだ~って思う内容。
というわけで、今年もいい年になると良いな
年末年始は、チビくんのことや、娘が戻ってしまう時など、泣いてばかりの私でした(苦笑)
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します
次回からまた滞在記を書いていきます~