「当たり前」という視点

おはようございます！たかはしゆうこです。

この2日間は、11日が次男の七五三

12日が義父の三回忌と、家族や親戚が集まる

機会となりました。

こうした、日常の中の出来事を

わずらわしいと思う方も多いかもしれませんね。

私も12日が近づくにつれて、今回は義母から

どんな無茶ぶりが来るのか…と

少し憂鬱な気持ちだったことは、確かなのですが

ただ、やっぱりこれも、見方を変えれば

自分にとって大切なことのひとつでもあり、

また、出来事はただ、起きているだけで

自分の見方や価値観に気づくチャンスに過ぎないな、

と感じるのでした。

具体的にどんなことがあったかというと

先日のアドラー心理学ELM勇気づけ講座は

第10章「あたりまえの価値を再確認する」

だったのですが。

この時、「あたりまえ」とは何だろうね

ということを、みんなでワークを通じて感じていきました。

日々、繰り返ししていることは

もう、自分の中でも「当然できること」になっていて

それに価値があるとか、素晴らしいとか

いちいち感じなくなってしまうけど、

本当は、「できて当然」などということは

何一つ、ないはずなのです。

ものすごく簡単なことで言えば

「朝、起きて布団から出る」

このことだけだとしても

体の調子が悪ければ起きられないし

精神面で落ちていれば起きられないし。

決して「あたりまえ」ではないのですよね。

そのことを感じて迎えた、週末は

くしくも、子どもの成長を祝う七五三と

個人を偲ぶ三回忌。

七五三のお参りでは、宮司さんから

「人生の節目に、神様にご挨拶をしてください」

とお話がありました。

神様は常に見守っていて下さるので

神社というのは、お願い事をするのではなく

自分が今後、こういう風に生きていきます

いつもご加護をありがとうございます

と神様にお礼を伝える場。

それは、自分の命に感謝をするということ。

次男も元気に成長してくれていて

（今日は幼稚園休んでますが）

お礼と感謝の気持ちを伝える

七五三のご参拝なのだなあと思いました。

それに、昇殿させていただくと改めてわかるけど

神殿でご参拝する時には

鏡で、自分の姿を見ることになるからね。

自分の中にいる、神と向き合いましょう

ということなのでしょう。

12日は義父の三回忌。

もう、義父が旅立ってから2年が経とうとしています。

悲しいという気持ちは薄くはなったけど

決して別離の悲しみを忘れたわけじゃない。

親戚が集まって、義父のことを話す。

みんなの中に、まだ義父が生きていて

その存在に護られてもいるのだなと感じました。

ご法要の後、墓前にお参りして

最後にご住職さまが話して下さったことは

ブログの最初に書いたこととつながります。

「皆さま、あたりまえ　の反対の言葉は何だか分かりますか？」

私は、これを聞いた時、すぐに分かりましたが

簡単に分かったつもりにならない

を今の課題にしているので、ご住職さまが

どんな言葉や思いを込めてお話をしようとしているのか

そこに意識をむけてみました。

「あたりまえ　の反対は、　ありがとう　です。

ありがとう　という言葉は

あり難し　なかなかない　有り難い

ということからきています。

会社で嫌なことがあったり

悲しいことがあったり

でも、これも全部、ご縁です。

あたりまえに一緒に働いているのではなく

有り難いことなのです。」

本当にそうだなあと心から感じました。

義母はこの2年、さらに頑なになってきているのですが

私のほうも、心のどこかで

義母は元気に生きていて　あたりまえ

と思っていたと気づきました。

今朝、義母はまた元気に起きてきてくれました。

それを　あたりまえ　と感じていたけど

もしかして、明日は、誰も気づかないうちに

息を引き取っていないとも限りません。

そうならなくて良かった。

いろいろ嫌だなと感じることも、もちろんあるけど

それも、私にとって鏡として教えてくれているだけで

これもまた「有り難い」ことなのでしょう。

いつも思うのは、私がアドラー心理学をはじめ

心のことや、宇宙の叡智、人の精神的成長のメカニズムなど

大切な学びを重ねていることは、本当に私にとって重要で

少しでも、このことを紐解いていきたいと感じています。

まだまだ学びたいことはたくさんあります。

ただ、その学んだことを、こうして日常の中で落としこめてこそ、

本当に「学んだ」ということになるのだろう、と。

そのために、私は今回の人生で

山にこもって祈るとか、ひたすら自分自身を高める道ではなく

人との関わり合いという里の修行で

自分と向き合う方法を、自分で選んでいるのだということ。

そして、山にこもるのも、里で学ぶのも

どちらも、自分に向き合うという意味では同じ。

大峰千日回峰行とか、すごい！と思うし

やってみたいと思う修行もありますけども。

日々の暮らしにちゃんと、学びを反映していくこと

これと両輪だなと思います。

誰とも関わらなければ、揺れは少なくなるけど

自分の中の偏りにも気づきにくくなりますからね。

そして、いい波動　悪い波動　とか

高い低い、本物と偽物　など

二極に分けるものは、

全部ジャッジです。

ただ、自分の中で「これは素晴らしいと思う、これは違うと思う」

はあってもいいと思うのです。

それは自分の価値観だから。

だからね、とてもとても

「ありがたい」

と思えない、いや～な人が目の前に来た時こそ

チャンスなのです。

自分の価値観を確かめるチャンス。

もし、自分が不要な「枠」を自分に設けていて

相手を嫌だと感じているのなら

枠を広げればいいし、

自分にとってこれは真実なのだ、と感じる

大切なことなのであれば

「私はそれを選びたくないっていうことを

教えてくれたのだな」

とただ感じておけばいい。

そう思えば、相手に腹を立てる回数は減ります。

そしてね。

腹を立ててしまう自分もゆるす

っていうことだよね。

私も長男によく怒りまくって、後で反省会しますけど

まるごと受け止めてくれる長男の愛の大きさに

いつも頭が下がります。

無理に

「感謝しましょう」

「ありがとうといいましょう」

とか、しなくてもいいと思う。

自分が、感じるままにみんな、生きてるからね。

たまに、それが「感覚」じゃなくて「思考」に置き換わると

本当に苦しくなっちゃうけど。

この辺りは体感していくしかないので

ブログで伝えるのは難しいですね。

今日もブログが書けて良かった。

ここしばらく、書けなくなっていたので

今日書き上げた時はとっても爽快でした。

あたりまえにブログが書けていた時には感じなかった喜びです。

書けたこと、また、読んで下さる方がいるということに、ありがとう。

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