おはようございます!たかはしゆうこです。

皆さまが更新を楽しみにして下さっている

星「12サインのしくみ」

実際、星話とそうでない時の記事のアクセス数が

はっきりしているのですにひひ

お天気の悪い週末、お楽しみにどうぞ~☆

 

今日は蠍座編さそり座

2ndステージ「対人によって自分を作る」

このステージの最後に当たる蠍座。

なんとも濃くて深いチャレンジをすることになります。

天秤座で確かめた、私とあなた

この2人の欲望を融合しようとするのです。

蠍座が本気で目の前の他者と向き合う時には、

「私とあなた」

ではなく

「私達」

になっている。

相手は自分とは違う人なのだけど

天秤座のように、違うからこそのバランスに行くのではなく

「相手の中に私を見つけて、融合させる」

ように見えます。

だから、壮大なチャレンジであり、

自分が愛してやまないものに、深く深く関わるのです。

相手は「人間」でなく、「物」や「研究対象」でもいいのです。

蠍座に天体を持つ人は、何かを極める研究者気質です。

 

毎回確認で書いていることですが

12サインは「人間の成長過程」です。

それぞれの人の心の中に

12サイン全てが存在している。

これが基本です。

決して「天体がある場所だけ」ではなく

「全てがある」中から

天体を置いたところにフォーカスしたい、

と捉えると良いと思います。

 

それを踏まえて蠍座を捉えた時、

「対人によって自分を作る」

を完成させる局面。

次の射手座からは、「私達」→「社会」

に目が向いていくポイントとなり、

このジャンプはとても大きな変容です。

なので、蠍座は理解しづらい…。

世間にはびこる

「蠍座の女」のイメージ

ねちっこくて嫉妬深くて怖い

ではない、蠍座の本質

これも誤解されやすい原因です。

 

では、蠍座のしくみはどうなっているのか?

 

「目の前にいる人に全力で深く関わり

自分と相手の欲望をひとつにする

私達 と2人を一体化する関係を作る」

 

蠍座は、確かに理解が難しいと感じるのは

「極端さ」

にあるかと思います。」

 

最初は、じーっと相手を観察する。

自らは、、自分のことを話さない。

「おとなしい人」と思われることも多い。

そこが

「ミステリアス」

と言われるゆえんでもある。

 

しかし!

ひとたび「この人だ!」

と心に決めた場合。

すごく情に厚い。

冥王星(昔は火星)が支配星なだけあって

情熱的に相手を想う心がある。

ただし、それが極端さもあるために

「徹底している」から「重苦しい」ともなりがち。

 

このことが「蠍座はねちっこい」

と誤解されやすい原因かなと感じます。

 

天秤座では、

「自分と相手は違う」

ということを、とてもクールに理解していたけど

あえて、その「目の前の他者」を

「違うけれど、自分の一部である」

というように認識することで、

自分と相手を一体化させようとする

チャレンジをするのが、蠍座です。

 

…はい!

「何で一体化させなきゃならないの?」

と、今、感じた方!

そうですよね。当然、その疑問は出てくる。

ですが!

蠍座は、上にも書いたように極端さもあり、

徹底して深く、関わりたいのです。

 

だから、これ、相手が

「人」

ではない場合もしばしばです。

たまに、蠍座のことを

「オタク気質」

と書いているものも見かけて

うーん、それは…とは思いつつ、

しかし、マニアックに深く知ろうとする

その徹底ぶりは、蠍座の右に出るものはないな、

とも感じるのです。

 

そして、実は。

蠍座が扱うテーマは

「人が見たくないところ」

も含まれていることが多いのです。

みんな、分かってはいるのだけど

そこはあえて「触れてはいけない」

そうすることが「暗黙の了解」

…みたいになっているところに対し

蠍座のエネルギーは、スルーできない。

「そういう闇の部分も含めての、

本当の意味での“自己”を確立し

そして、目の前の他者、対象物に

全力でコミットメントすること」

なのです。

 

ある意味…人間の力では太刀打ちできないような

強制力に対して、それでも自分が「違う!」と感じたら

ノーといい続ける勇敢さ。

一見、火のエレメントの強さのように見えるけど

明るくチャレンジする感じではなく

見たくなくて、吐きそうになりながらも

やはり、向き合う。

といった、「むき出しの自分の姿」に

自分が触れて、相手がさらけ出すその人の姿も

見抜いて、受け容れる。

しかし、その時に、水のエレメントであるがゆえに

まるごと、傷ついてしまうところがあります。

防御ができないのです。

 

なので、蠍座は

「これが、自分の全てを賭けるほどの価値のあるものか?」

を、とことん試して試して、試し続けるのです。

だって、怖いですものね。

防御ができないから、本当にこの人にコミットしていいのか、

本当に深く関わっていいものなのかどうか、

あの手この手で確かめようとします。

 

これがね、他のサインの人から見ると非常に不可解な部分。

「蠍座の彼へのラブレター」

の時にも書きましたが、

この「対象」は、誰でも、何でもいいわけじゃなくて

本当に、絞って絞って絞り込んだ「深さ」が重要なのです。

自分がまるごと変容してしまうかもしれない。

もしかしたら、昨日までの自分は「死ぬ」かもしれない。

それをも超えた、何かを

「私達」

として、2人で作り上げる。

研究とかだったら、そこまで入れ込んで、自分の生活が

まるごと変わってしまうかもしれない

「私の研究」

を作り上げる。

 

これが、蠍座の世界です。

だから、容易に誰にでも気を許すことなんてできないし、

十分に吟味した上で、よし!となった時だけ、深入りする。

その対象はひとつでなくてはならないのです。

 

蠍座の人は、洞察力がとても優れています。

本質をパッと見抜いてしまうので、

何かしら天体を蠍座に持っている人の前では

私は、いつも「丸裸だわ」と思います。

どんなに取り繕ったとしても、心の奥底にある

その人の闇も含めた全てを見通している。

キラキラした、楽しいことばかりではない

生々しい「生」を、見つめているのです。

 

だからこそ…難しい。

蠍座の項目、本当にひどいなと思うことが

書かれていること多い。

私は蠍座、大好きだけど、このサインの持つ

「極端さ」と「徹底ぶり」

蠍座を、恐ろしく、おどろおどろしいイメージに

してしまうことがあります。

一番過激だ!と思ったのは

ジョナサン・ケイナー氏が、

「蠍座の月を持つ人はパラノイア」

と発言していたということ。

でも、これはよーく検証してみると

ケイナー氏自身が、月星座が蠍座。

蠍座にとっては

「自分がつかんだ本質」

が重要なので、このこだわりが「世界と調和しない」形で

訪れてしまった時が、難しいのだと思います。

自分にとっては「真実」であり「本質」。

深い深い感情に基づくものだから。

でも、他の人にとっては「そこまで…???」

と感じてしまうこともあるのです。

それぞれの人にとって、真実は違うから。

ただ、それ自体はどのサインの人にも、

いろんな形で起こりうること。

蠍座が特にそういわれてしまうのは、やはり

極端さと徹底ぶりのところでしょうか。

ちなみにジョナサン・ケイナー氏は

占星術というものに深くコミットして過ごした一生だと思うので

プラスの方に「偏執(と、あえて書きます)」を

生かせた一人なのだと思います。

(ケイナー氏、私のAscに月がコンジャンクション

うちの次男と月の位置がぴったり同じでした。)

だから、この「こだわり」を、どこにどう生かすか

それが蠍座に天体を持つ人にとっての

鍵になるのではないか、と。

 

そしてね。

蠍座は「深く感情を味わう」という体験を通じて

「生の実感」を得ているのだと思うのです。

だとしたら、確かに、常に自分の心にヒットする

深い本質が欲しいと感じるのも当然のことです。

しかも、フォーカスするのは、負の感情。

ここから決して逃げない。

憎しみも妬みも悲しみも怒りも、

自分の欠点や弱さも、まるごと見つめる。

目の前の相手のものをも、です。

ここに、どんな価値を見出して、

「私達」の欲望を満たせるか?

蠍座のテーマは、だから深淵なのです…。

見つかるまでは、ひたすら暗く沈んでいるかもしれません。

そこまでしなくても…と他のサインの人達が感じるほど

ガリガリ掘っている。

だから、重い。

でも、最後の最後に、よどんだ沼のそこにある原石を見つけ

蠍座にしか到達できないような心の境地を発見する

このためのチャレンジとして

「自分と相手を一体化させる、融合する」

をしていこうとするのです。

 

私は以前、こう書きました。

 

人生には、人の心の中には、

「暗くて深い沼」がある。

蠍座は心の深いところで、

それを熟知しています。

沼の表面は澄んでいるかもしれない。

でも沼の底には、見てはいけない何かが

眠っているのかもしれない。

その「内面の闇」をも

蠍座は見なかったことにはできない。

 

自分の内面の闇も、相手の内面の闇も見えてしまう。

その上で、深いところまで関わろうとするのだから

最初は、自分を失いたくない!という執着や

相手への不信感から、いろんな形で出てきます。

・究極の選択

・自分のやり方を強引に押し通す

・相手を支配しようとする(時に威嚇する)

・相手の言動を根拠にして、人のせいにする

 

特に、相手を追い込んだ上で、嬉しい答えが来たときの

よみがえり、エクスタシーにはまってしまう。

これを、飽きるまでやる(不動だから)。

 

理解不能とか、なぜそこまで?

ねちっこい…と言われてしまうのは、

この「お試し」の強烈さ。

冥王星なだけに、半端はない。

徹底的にやる。

 

やりつくさないと、次に行けないのが蠍座。

向き合うのも、一番人が見たくない、感情のドロドロ。

 

だからこそ、やりつくした時に

次の射手座という、「束縛なく自由に、遠く高く跳ぶ」

にいけるのです。

 

関口シュン先生も、12サインの説明をする時に

蠍座のところは、特に念入りに時間をかけています。

世間一般で言われる「蠍座」のイメージへの誤解と、

このサインの持つテーマの複雑さから、時間をかける、

と仰っていました。

 

ここまで書いてきたように、誤解も受けやすい。

扱っているテーマがタブーと言われるところだったり、

生と死といった、人の営みの本質に迫るところだったりで

イメージも、暗くて執念深い感じがしてしまう。

でも、畏怖の部分からも、目をそらさない

蠍座の強さと、一度この人と思ったら、一途に愛し続ける、

これと思った研究を、ずっとひたすら続けることができる。

自分が関わる人、物は、限りなく少ない。

だからこそ、しっかりコミットしようとする。

「情念」という言葉もよく使われますが

マグマのような激しい感情の持ち主。

それを、心の奥底に秘めていて、

特定の誰か、対象にしか発動しない。

ただ、照準を合わせたものに対しての

忠誠心というか、自分まるごと一体化という

深い思いが「情念」という表現になるのではないかなと。

 

上にも書きましたが、ペーペーの蠍座は

相手を支配しようとしてしまいます。

常に離反の恐れがあるので、相手が離れてしまわないか

試して確かめようとする。

古い価値観や、自分のやり方に固執しようとする。

でも、これだと、蠍の毒は、自分にも回っちゃうのです。

 

蠍座はI desire.のサインなので

「私は求める、望む」

自分の欲望にどこまで忠実になれるか?

そして、それは「私達」という、

新しいユニットの「欲望」なのです。

 

蠍座が、天秤座からのつながりで

他者のニーズを引き出し、相手に感謝しながら

自分も相手も心地よいバランスの関係を作り

「自分と相手の欲望をひとつにして

親しみの絆を作る」チャレンジをして、

全ての執着から解き放たれ、遠いまだ見ぬ世界へと

矢のように自由に飛び立っていく、射手座に向かうために

 

獅子座しし座

 

 

水瓶座みずがめ座

 

のエネルギーを取り入れることが大事です。

 

獅子座から「正々堂々と、明るく、自分の喜びを打ち出せ!」

と言われ

水瓶座からは「自由で平等、

みんなの個性が大切にされるために、風通しよく。」

と突っ込まれ

蠍座の、できるだけ自分の本心は隠していたい、

一体感を味わっていたいという思いとの間に

価値観のぶつかり合いを感じる中で

「では、私達という関係を作り出すときに

ありのままでいられる関係に知恵を絞る。」

自分も相手もOKにする。

そのために、まず先に自分が相手のニーズに応え、与える。

相手と分かち合い、シェアしていく喜びを通じて、

相手を力づけて、相手を再生させる。

蠍座の得意技は、目の前の人にずーっと全力で

コミットできること。

だから、カウンセラー、占い師、心理関係など、

相手の心の深いところにアクセスする職業に

とても向いているとも言われます。

 

蠍座にとって、大変な目に遭っている人がいると

元気になって張り切る。

友人のお母様が蠍座で

「そうか、だから私が困ってるといろいろ助けてくれて

そうじゃない時は、私なんて必要ないのね、

みたいに拗ねるわけね…」

と言っていたことがあるけど、本当にその通り。

平和そうにしている人には関心を向けないの。

でも、そういう時、狭い2人だけの世界に閉じ込めないで

自分のことも、相手のことも解放すること。

射手座の、自由なゴールに向かって、

全力でコミットする蠍座の力を使っていく。

自分も脱皮して変容する必要があります。

 

蠍座が成長していく過程での

ブレイクスルーさせるきっかけとして、

獅子座と水瓶座の、「希望をもって物事にあたる」を

取り入れつつ、

 

蠍座がつらくなった時に逃げ込む、反対側の

 

牡牛座おうし座

 

ここで、蠍座は

「感情みたいな形のないものじゃなくて

自分の持ち物、所有物を得よう」としますが

逆に、それにつかまってしまいます。

この体験から、「人の持ち物にコミットする」ことで

相手の才能を引き出して、自分の個性を発揮する、

を学びます。

牡牛座のように、自分に価値をつけるのではなく

相手の価値を引き出すことで、自分の価値もあげるのです。

不動だから、自分の持ち物に自信がないと動けない。

相手が自分に対して思いをなくすことはない、

と確信を持てないと動けない。

でも、人の気持ちは分からないもの。

蠍座が欲しがっている「相手が裏切らないという確証」は

どんなに頑張っても得られないのだけど、

それは実は、自分への心配と、自分が正しくいられているか?

に対する不安なのです。

相手を試すことではなく、あるがままに受け入れることを

学ぶことで、相手のことも解放できますが、

一番は、厄介な自分を手放すことができるということです。

 

不動の素晴らしさは「続ける」ことができること。

「一度関わったら最後まで見守り続ける」

ができる蠍座の深い愛。

月の光のように、見えないものや、

人の心の奥底をそっと照らす。

太陽のように「明るみに出してしまう」強さではなく

月明かりのやさしさ。

 

内に秘めた想いが強くて

一途で懐が深い。

そんな蠍座の人が、私は大好きです。

確かに、こうと決めたらテコでも動かないので

本人も自分をもてあましてしまうような時もあるけど

そのぶれない芯の強さ、願いの強さ

カッコいいと思います。

 

以前書いた「蠍座の彼へのラブレター」

こちらとかぶっている部分もあるかと思いますので

もし読んでない方は参考にどうぞ~。

 

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今日もお読み下さいましてありがとうございました♪