9月17日(土)水沢くらげさん企画「仕事術勉強会」@西荻窪

参加してきました☆

 

「~ブラック労働はもう嫌だ!仕事と暮らしをもっと自由に~」

というタイトルがついたこの勉強会は

7月の北原サビアンさん講師のアウタープラネット合宿

8月のくつのこ。さん講師の女性の活躍

ときて、今回の中尾文香女史につながりました。

 

チョー長文になるのでご注意下さい(^^;;;

 

期待通りというか、それを上回る素晴らしい会でした!

私はご存知の方も多いと思いますが
セラピストになったのは6年前のことで
20代の頃は介護福祉士として働いていました。
そのつながりで、くらげさんとTwitterで盛り上がり
こうして交流を深めさせて頂いている次第です。

つまり、福祉畑バリバリだった人間です。

 

今回の講師の中尾さんは
テミルという素敵なプロジェクトをやってきました。

(画像はテミルのFacebookページからお借りしています)

中尾さんのインタビュー記事はこちらです。

 

まさにこれからの福祉の方向性を
大きく変革するリーダーのような方♪
熱くて話が面白くて、ぐいぐい引き込まれる魅力があって
でも偉ぶらず、とっても可愛くて謙虚な方です。

 

中尾さん達がこれを立ち上げたきっかけは
障害者支援法が変わり、作業所が働く場になって
安い工賃でものづくりをするようになった障害者の方を見て
何かおかしい…と違和感を覚えたから。

その場には、ものづくりも、販売も、経営も、プロがいないのです。
その中で生み出された「障害のある人が作ったもの」という
レッテルを貼られた商品は、安い価格で、
「障害のある方が一生懸命作ったものだから」
という理由で、買われていく。

 

でも、中尾さんの視点では
「たとえ障害があったとしても、ここの部分はすごくこの人の強み!
ということが必ずある。
それを生かして、チームを創れば、プロとして、商品価値のあるものを
生み出す力があるのに、もったいない!」

と感じたそうです。

 

そこで、中尾さん達が始めたことは
その分野で第一線のプロの方に、徹底的にレシピや製菓指導をしてもらい
素晴らしい商品を生み出し、それを売るところまでのトータルラインを
作り上げること
でした。

その結果がこちらです。

 

私は、これを聞いた時に、ぜひ中尾さんと話したい!と感じました。
私もずっと思ってきたのです。障害があっても、また、精神疾患などで
長時間働けなかったとしても、その人ができる形で
それぞれの個性や存在を大事にして、チームを組むことで
できることの可能性は、無限に広がるということ。

 

全部を書き出したら、どれくらいのレポになるか分からないので

(でもすごい長文だけど)

印象に残ったこと、感じたことを私の切り口で書きますね。

ちなみにくらげさんの感想まとめ

みねんこさんのレポくつのこ。さんのレポ
北原さんの連続ツイートなどもありますので。

 

まず、「働く」ということは、食い扶持を稼ぐことはもちろんなのですが
自分の表現や、人の役に立つ、が含まれること。
不安や恐怖からではなく、好きだからやりたい、という動機で
意味づけ(何がいいか?どんな働き方がいいか?)を考えられたらいい。

 

福祉も企業も、「人なり」なのです。
人を切り捨てず、大切にする。
それには、働き方に柔軟性を持たせていく必要がある。
2時間ずつ4人がワークシェアリングをしたら、精神障害の人も働ける!

 

そのことについて、中尾さんは日本理化学工業の大山さんの話を
シェアしてくれました。有名な方なので知っている人も多いでしょう。

7割が知的障害者でチョークを作っている。
その会社で大事にしていることがとっても重要!

 

①人の役に立つこと
②人から愛されること
③必要とされること
④ほめられること

 

これができる余裕を、職場に持たせる。
そして、これらができる環境をどう作るか。
それぞれが得意なことを活かすポジション配置をする。

 

チーム作りなのですね。最終的に。
会社の歯車になるのではなく
その人が生かされる形で、チームを組む。
これは、障害者雇用のみならず、日本の全ての会社に対して
できているか?と問いかけたら、できている会社は少ないでしょう…。

 

今の日本の教育って、苦手なことを克服させる
底上げする方針の教育が多いけど
得意なところをとことん特化させて
お互いに得意なこと同士を交換し合っていけば
それが一番、効率も良く、みんながラクで楽しい!

 

で、中尾さんのすごいところは、それだけにとどまらず。
それがシステムとして作れたとしても
次のキャリアに向けて、1人1人がそれをどう生かせるか?
コーディネートしていくことが必要だ、と。

その通りなんですよね。
そこの職場なら大丈夫!だけじゃなく
その人のキャリアとして、積みあがっていくことが大事。

 

あとは、人を育てること。
上に書いたように、会社の歯車になってしまうと
自分じゃなくてもいいよね…ってなるけど
自分じゃないとダメなことが増えすぎても
いつも会社に拘束されてる感があって
みんな、しんどくなる。
だから後輩を育てる。

次の人に教えられるようになる責任を持つ。
これも大事なのだそうです。

 

すげー、中尾さん!と本当に感動しながら聞いていました。

 

それと、好きなことをしていたとしても、

何となく閉塞を感じて、そこから離れたくなることは、

誰にだってある!
今違うことしてもOK を出して、休暇を思い切って取ることで
「やっぱり好きだった」と気づくかもしれないし
「今は違うことしたい」ってなるかもしれない。
日本人にありがちなのが
「正当な理由がなきゃNG」っていう思い込み。
別になくたっていいじゃん?という中尾さんの問いかけは
すごく心に響いた。
サバティカルみたいに、一時的に離れてもOKなんだよね。

 

そして、今人工AIがどんどん進化する中、
おそらく単純労働や、AIの方が優秀なことは
どんどん、そちらに取られていくだろう
、と言われています。
中尾さんは、その中で残っていくのは

結局てしごとじゃないかな?
と仰っていて、同感です。
もうひとつは、人とのつながりを作ること。
AIにはできないこと。人だから、できること。
そのチームでしかできないことを見抜いて、

つながっていく。
「私はこれが強みです」というのを、挙げておくと
あの人ならやってくれそう、と見つけてくれる人もいる。
自分のできることを出し合って、交換していく世の中。
いいなあ。素敵だなあ。

 

すごくいろいろな話が出る中、私が感じていたのは
子どもの個性を通じて思っていた、教育のこと。
残念ながら、今の日本の教育システムが、
個性を生かすという方には、まだまだ至っていない。
今、少しずつ変容しつつある過程ではあると思うけど。
「1人1人が、社会の中で自分をどう生かせるか?」
これを、何でも平均的にできる、っていう視点からではなく
さかなクンのように、他のことは苦手だけど

魚のことならおまかせ!みたいに、何か持てたらいい。
シュタイナー教育では、そういう視点で取り組むよね。
クラスのメンバーを見て、

先生がどうこのクラスを運営するか
方針を決めていく、という。
まず、子ども達の個性ありきなんだよ。
(ただし、先生にかかる負担は

めちゃくちゃ大きいとのことですが…)

 

そして、それが教育でなされていないからこそ
今、占いに来てくれるお客様が
「私の強みって何か分かりません」
と仰ることが多いのです。
できないことを責めて生きている人がとってもたくさんいます。
私もそうでした。

 

だからこそ、私のような端くれだったとしても
占い師にできることは、

「星から見たその人の強みを伝えること」
また、学校に取り入れるのは難しいとして
占星術を、子どもの教育に取り入れられるように、
親御さんたちに伝えていくこと。
これを草の根活動でやっていきたいと感じました。

 

例えばさ。射手座に月とか水星あるお子さんに
コツコツ自分で計画立てて、宿題も完璧に自分からやらせよう!
って言ったってホント難しいの。
このタイプのお子さんは、「面白い」ことが動機で
面白ければいくらでも、専門的なところまで

掘り下げていくことが可能。
ただし最短ルートではなく、寄り道多いから、

お母さんのタイプによっては
すごくもどかしいこともある。

だけど、やってるんだよ。決してサボってるわけじゃない。
そういう子に、

「宿題はやるべきことなんだから、つべこべ言わずにやれ!」
って言ってもやらないのよ。

射手座は、人から決められた1つの道が一番嫌いなんだから。
「宿題はどうしてやらなきゃならないの?」って聞かれるでしょう。
自分の中で腑に落ちて、なおかつ面白ければ自分からやるの。
というようなことを伝えられるのは、占星術している人達でしょ?
そして、これは決してその人を決めつけていることではなく、
その人にとって一番心に響きやすいことや、

強みを見ているだけだから。
逆に全員に同じアプローチしようとする方が、

無理でしょ?みんな違うんだもの。

中尾さんの話でも出てました。

何がモチベーションになるかは、各自違うので
できないことはやらない方がいいんだ、って。

 

参加者の皆さまも、実にいろんな方がいらして
自己紹介での意見や、まとめでも、

まだまだ話したいことがいっぱい!
思いのたけがいっぱい!で、

くらげさんも「まとまらない~」って言ってました。
まとまらなくていいんだな、って私は感じています。
あの場で、みんながそれぞれの立場や

経験、職種など、いろんなことを超えて
本音で、障害のあるなしに関係のない、

自分の個性を生かすことや、
自分の可能性を信じて開いていくことに、

思いを馳せた。
そりゃー、まとまりませんわ。


でも、それぞれの意見をテーブルの上にあげたことで、

対話がスタートしたところなのです。
ホント、天秤座木星のテーマにピッタリ。

来年、蠍座木星になったら、もっと突っ込んで話がしたいな、
なんて感じるような、未知の可能性をいっぱい

感じるテーマでした。

 

私はTwitterでのやり取りで
「正解がないからこそ、選択肢も無限大にある。
そして、福祉を知り尽くしている人が陥っている罠と、
そうでない視点の方が来た時のブレイクスルーの

可能性を感じました。
ああいう場をもっと持ちたい!
現場が必死になりすぎない工夫も必要ですね。」

って書いたんだけど、

ホント、ああいう形での対話の場、またやりたいです。

 

最後にちょっとだけ個人的なことを書くと
私の大学の恩師である尾崎新先生の本を
中尾さんも読んでいた!

 

 

中尾さんの視点の置き方が、尾崎先生に似ている気がして
「知ってますか?」って聞いたら、そう答えてくれて。

何か、じ~んとしちゃった。

「尾崎先生に会ってみたかったです」って言ってたけど
大丈夫。中尾さんは、尾崎先生の革命精神を
会ったことなくてもちゃんと受け継いでくれている。
きっと、会ったとしても「応援しているよ」って
ニヤニヤ笑うだけだったでしょう。先生のことだから。

私もそんなにいろんなこと、教えてもらってない(笑)

学生だった当時はそれがツンデレに感じられてならなかったけど
今思えば、全幅の信頼で見守ってくれていただけなんだなあ…

中尾さんは、自分の心に正直に、やりたいことできる人だから。

 

くらげさんは今回、セッティングがすごく大変だったと思うんだけど
やっぱりくらげさんの勘は間違ってない!
本当に素晴らしい会を、ありがとうございました。
中尾さんはこれから本も書かれるそうだし
きっと、これからの時代を担う人になっていくと思う。
私は私の役目を果たす。
で、そのうちまた再会できたらいいな。
今回の参加者の皆さまとも、ゆるくつながって、
今こんなことしてるよ!なんて、報告し合えたらいいなと感じました。

 

9月のスケジュール 詳しくはこちら

9月21日(水)「親子占星術WS+自然食ランチ」満席

9月23日(金)個人セッション受付可能ありがとう

9月30日(金)秋分から冬至の過ごし方お話会

9月30日(金)個人セッションスペシャル2枠 残1

 

※10月にパートナーシップお茶会(日程リクエスト承ります)と

シンギングボウルランチ会(10月7日or12日)。

※きつねさんの「青の書」11/14開催

受付開始しました♪

http://www.reservestock.jp/events/139783

※10月は個人セッションの枠を多く取ります!

と書いてるけど、既に少しずつ埋まりつつあります。

占星術基礎講座は、10月19日水曜日スタートに決定☆

星回りを見る限りでは、マンツーマンより

複数で始めた方が豊かになりそうなので

気になっている方、ぜひこの機会に!

1回目だけ合わないという方もいらしたので

日程リクエストも受付中です。

あと、勇気づけ講座第5章&第6章は

10月か11月にまた単発も検討中です。

 

今日も読んで下さいまして感謝です☆