呼吸するための「空気」を、

 自分で選ぶことは難しいですね、 

「水」の質をコントロールすることも、 

容易ではありません。 (中略)

でも、「食べ物」に関しては

選ぶことができます。 (中略)

常に選択肢は複数あり、

どれを選ぶかは自由。

主導権は私たち親、保護者にあるのです。 (中略)

「何をどう食べるか」で、

子どもたちのカラダ、

心、脳の状態、性格は変わります、

そして、生きる力に繋がります。






今回、読んだ
「医師が教える子どもの食事50の基本」で心に残った文章です、



以前も、読書感想文として記事を投稿しましたが、

今回は、アウトプットしたいので
がっつり、本の中身(引用しながら)を書いていこうと思いますので、ご注意を💦⚠



さて、まずこの本を手に取ったきっかけを。

実は、購入したのは1年ほど前

何の番組だったか忘れましたが、テレビ番組で

人を良くすると書いて「食」と読みます

と誰かが言ったのを聞いて

ぴしゃーん!と雷に打たれたような(大げさかな?)
衝撃を受けました


たしかに!!と思ったんです


人を良くする

体調を左右する、カラダを作る

その効果のある食事を、私が作っている

つまり、この家族の健康状態は私次第なのでは!?と思ったんですね


それまでは、ごはん作りって、とっても適当で

テレビで見かけたもの、私の気分、冷蔵庫の中にあるありあわせのもので

など、とにかく食事時に何か提供できればいいやと思って、調理していました。


当時の調理の動機を否定するわけでもないし、今でも気分だったり有り合わせのモノで作ったりはあります、。


だけど、テレビ番組で聞いた言葉がきっかけで

人に必要なもの、特に子どもに必要な栄養を

どうせ調理するならカラダに良い物を作ろうと思いたち

今回、この本を手に取りました。





子どもたちに遊ばれて、くたびれていますね笑

さて、中身について触れていきます。



 

 



 

 




著者は、小児科医の伊藤明子先生です、

赤坂ファミリークリニックの院長でm東京大学医学部附属病院の小児科医も努められています、

医師になる前は同時通訳者として働かれておられ、40歳で医学部を受験しお医者さんに…


もうこの経歴だけで

すごい人なんだなあ…とぽかーんと口があいちゃいますね笑


そんな賢い人の考えを、会わなくても文章で教えてもらえる


やはり本はたくさん読むべきだなぁと改めて思いました…




さてさて、伊藤明子氏は海外の学術論文を日々確認しておられるようで、


本書内でも、論文や統計等データを提示しながら食の大切さを説いています。



私が本を手に取る前に、本書の口コミを確認したんですが、


それが煩わしく思われる方もいるようです。


私は、根拠があるとやはり安心するので、

具体的な数字を提示しながらの説明は腑に落ち、説得力を感じました。




本書でも書いてありますが、


できることからで大丈夫




食事に関して神経質になる必要はないと終盤に記載されてあり


ほっと一安心。


なぜなら、読み進めていくと


「あ、うち、守れていない」

「与えていたけど、カラダに良くないんだ」

「変えたら食費やばくなるよ」



が満載だったから…笑




10個中8個だめで

8個変えるのはしんどいけど、4個変えるならできるかも



少しでも生活が好転するように…



まずはできることからやろうと伊藤先生の言葉に

意欲を上げてもらいました



ここからは、アウトプットのために、

本文を引用しながら、今我が家が取り組んでいるもの、取り組もうとしているものを紹介しようと思います








01 毎朝、卵を1個食べる(p14)


昔は卵を食べるとコレステロール値が!なんて言われていましたが、日本食品化学工学会誌より、卵の制限はしなくてよいと発表されたとのこと。


毎日1-2個がおすすめらしいです


卵は万能食材ですよね

良質なタンパク質も含まれており、栄養バランスが


調理方法は、ゆで卵(糖化を少なくするため)がおすすめらしいですが、


朝から茹でるのはめんどくさいし、1歳児にも食べさせたい&お弁当にも入れられるということで、我が家は毎朝卵を2つ使って卵焼きを作っています


1人分の卵摂取量は減っちゃいますが、


ゼロよりまし!!



何故朝に摂取するのがよいかというと



朝食にタンパク質を
しっかり摂った人は、周囲の人をより受け入れることができたという結果が出ています



つまり攻撃性が下がるんですって!


穏やかな1日を過ごしてもらうにも、手軽に卵からタンパク質をとってもらいたいものですね


タンパク質は脳内ホルモンのもとにもなる栄養素で、脳内ホルモンの中には幸せホルモン(セロトニン)も含まれているので、

心の乱れを防止するためにも、貯蔵できないたんぱく質を定期的に摂取することを心がけてほしい



と伊藤氏は記述しています、



私もよく苛々しちゃうから、しっかり摂取せねば!



02 鮭、いわしでビタミンD活(p18)




ビタミンDは日本人の大半が不足している



カルシウムを摂る大事さは、小学校から習うでしょうが、

このビタミンDについては、あまり認知されていないのではないでしょうか、


このビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する役割があるので必ずカルシウムを含む食べ物と一緒に摂取したいですね


というのは、別の参考書で得た知識ですが、


本書ではビタミンDそのものの大切さについて書かれています




脳が発達する時期にビタミンDが欠乏していると、自閉症や発達障害になりやすいことが複数の研究で示されています



これは知らなかった!

脳の細胞に直接作用するんですね



脳機能とうつとも関連している、免疫にも関与!とのことなので


しっかり摂らなければと思い


できる限り魚を食卓に出すことにしました。


調べてみると鮭とマイワシだったら、断然マイワシの方が


ビタミンDの含有量が多いのですが


子どもたちが食べにくいだろうから

(調理法工夫したら食べるんだろうけど、できれば焼いてそのまま出したい…)



我が家ではをチョイス🐟


コストコで半身の塩鮭を買って、切り分け冷凍したものを使用しています。


私は鮭だいすきなので(毎日毎食食べても苦にならない♡)


鮭の食卓に上がる率はもともと高いです!


なので、それに栄養豊富という意味付けがなされたのは嬉しかったです笑




03 肉と野菜で鉄を摂る



日本は貧血大国。



鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄があり

ヘム鉄である、動物性の鉄(肉など)は吸収率が高いので

日々摂取できたらいいんですが


痩せ志向の強い日本は、肉などをあまり摂取していないとのことで


自然と鉄不足になりますよね。



ほうれん草には鉄分が含まれてるいることで有名ですが実際はその内1%しか体内に吸収されないんですって💦


なので、鶏レバー(吸収率13%)などの動物性のものと

一緒に摂ることを推奨されています



私がレバー大好き人間なので

定期的にレバニラなど出すんですが


まぁ子供が食べない…笑


レバーは鉄分含有率が、他の食材に比べるとやはり高いので、効率を考えると食べてもらいたいんですけどね


摂取しないよりましだから

レバーよりも含有率は下がりますが、

牛肉やかつおを(まだこちらなら食べてくれる)


鉄分の吸収率をあげるビタミンCと一緒に摂ってもらおうかなと考えてます…




不足すると、疲れやすい、めまいがする、朝なかなか起きられない、息切れするなどの貧血症状が現れます。(中略)カラダの症状として現れる前から、記憶力や情報処理速度の低下、いらだち、気力の低下など、脳機能に影響が出ていることがわかっています



よく、イライラしている人を見ると

「カルシウムたりてないんじゃないの?」ていう人いましたよね


イライラしたら実は鉄分を摂らないといけなかったんじゃないかとこの文を読んで思いました


鉄分って貧血予防のイメージが強くて


もちろんそれもあるんですが、

脳機能にこんなにも影響あるなんて…と驚きでした



何も考えずに食事してたら

鉄分ってなかなか摂れないと思うので


意識的に摂っていかないと…と再確認しました



あと、コロナ禍で私の父が鬱になってしまったんですけど


この症状一覧で、鬱にも効果があるんじゃないかと思い、


鉄分補給を勧めました💦




04 毎日、すりゴマを大さじ1杯



ゴマには、日本人に不足しているカルシウム、亜鉛、鉄が豊富


亜鉛は情緒、メンタル面でも重要な役割を果たします



ゴマってそんなに栄養豊富なの!?と驚いた今回のトピック



幸い家族全員ゴマアレルギーがないので


スープやサラダにしっかり振りかけるようになりました笑



亜鉛、コロナ禍でとても話題になった栄養素ですよね



味覚の他にもメンタル、情緒面でも効果があるなんてびっくりです



ただ、カロリーも高く、

おおさじ2杯で約98カロリーらしいので

取り入れるのは、量を注意しなくちゃですね




抗酸化力がとても高いことで知られています

(中略)子どもの脳機能、免疫強化、皮膚の健康など、前進に役立ちます




抗酸化力も、最近気になり始めたワードです

親しみがなかった言葉なのですが、調べると
カラダを老化させたり、病気を引き起こしたりする活性酸素の働きを予防したり防いだりすることなんですって

そう、高齢者やアンチエイジングに必要なものなんだなあというイメージがあったのですが、

内容をよく見たら、病気の予防にもなるし、細胞にダメージを与えるものなんて防ぐに越したことはないですよね



自分のためにも、子どものためにもしっかり取り入れていきましょう



07 バナナ、キウイフルーツを朝食に(p36)


くだものは朝食に食べるのが一番です。1日のエネルギー源として、しっかり活用できます。



最近常々思うのですが、


ご飯の量って

朝=昼>晩 であるべきだよなあと思うんです


朝カレーって、朝からがっつり食べすぎよって最初思ってたんですけど、


一日を精力的に活動するためにも


朝しっかりガソリンいれるのは当然に必要で。


つまり朝は、しっかりエネルギーのあるものを食べなくちゃいけないですよね



朝にフルーツを、というのは、


とりすぎると脂肪肝になる恐れのある果糖をふんだんに含んだ果物を一日かけてしっかり消費するために朝食べましょうという意味なんです


コレを見て、我が家では、

朝はバナナヨーグルトだったりキウイを出すようにしました



ちなみにキウイはCMでもおなじみですが、

非常に栄養価の高い果物で、ビタミンCが他の果物に比べても多いです


このビタミンC、前述の抗酸化作用もあるので、


積極的に食べたいですね










ここまでいくつかあげたのは、

実際に私が取り入れたものの数例です



取り入れて思ったのは、


まず食事へのモチベーションがあがる↑




今まで何も考えずに食事を作っていたけれど、


この野菜はこういう効果があるから買おう、使おう


このオイルよりも、こちらを使おう


調味料は値段は少し高いけど、手の届く範囲で

良いものを使おう


など、考えるようになりました◎




何気なくしていた作業が、意味のあるものになる


すると不思議なことにめんどくさい、と思わないんですよね



目に見えた結果があるわけではありませんが


しないよりも、

きっと良いカラダづくりが行われ

健康面で、家族のより良い未来が

待っているんだろう


と思い、今日も台所に立ちます😇





本書を読んで、


大部分は、多くの家庭で取り入れられることが記載されていたので


それらを取り入れることにより


我が家では適当に食卓に並んでいた料理がガラッと意味のあるものに変わりました


これは取り入れるのは現実難しいよ、、、と思うことも


書かれてはいましたが、


知ることで意識してできるだけ回避しようという気概にはなります



私が、今回特に入念に見ていたのは、


情緒、メンタル面のケアで必要な食事方法です



まだ幼児ではありますが、これから小学生にあがっていくと人間関係など揉まれていくと思います。

急に机に座らされ、数十分の勉学を始めなくてはなりません



親ばかかもしれませんが、それが心配で心配で…


少しでも、集中力とレジリエンスのある子になってほしい


今からできることはないか


その一つとして日々の食事で培い、支えられるのではないかと思い、本書で勉強をさせてもらいました




これからも何度も読み返しながら、

家族のためにより良い食事を提供したいと思います