中山ゆう子
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1/2から、早起きをしている。
ちょっとやりたいことがあって。
夜明け前に起きているのだけど、
その時間がすごく良い。
で、その時間帯のことを何というのだろう？
と気になって調べてみた。
日本語になら、きっとあるだろう、と思って。
／
曙（あけぼの）、暁（あかつき）、東雲（しののめ）
＼
というそうで、
どうやら、この夜明け前の時間帯は
３段階になっているようだ。
言葉ってすごいな、と思う。
言葉によって、「その瞬間」が
存在するようになるのだから。
言葉は世界をつくっている、というけれど
本当にそうだな、と改めて感心するとともに、
今更ながら、語彙力をもっと増やしたい、と思った。
話は逸れましたが、夜明け前の時間帯。
ーーーーー
曙（あけぼの）は、空が明るくなる「前」の時間。
つまり、空はまだ暗い。
暁（あかつき）は、日が出る直前の、
東の空がほんのり赤く染まる時間帯。
東雲（しののめ）は、曙と暁の間の時間。
夜明け前の空が白む瞬間のこと。
ーーーーー
こうした「一瞬」にも名前がついているのか。
すごい。
裏を返せば、このトキの美しさを
誰かと共有したいと思った昔の人が、
呼び名を付けたのでしょうね。
情景も、人の在り方も、言葉も、
さまざま美しいな、と思った。
驚いたのは、
夜明け前の言葉とその意味を知って、
枕草子や万葉集の句とリンクしたこと。
句の中の情景が
映像として脳裏に浮かんだことにまず驚き、
昔の人と何かを共有できた気がして
感動した。
で、学校の国語の授業ってすごいな、と思った。
当時は訳もわからず暗記した句が、
時を経ながら様々経験してきた大人になり、
「あぁ、そういうことか」と染み入る。
学びは、今すぐにわからなくてもいい。
どこかの瞬間で、
「あ」と思うことがあればそれでいい、と思った。
何はともあれ、言葉は時空を超えますね。
そして、言葉って、
「誰かと何かを分かち合いたい」という気持ちから、
自然に出てきたものなのかもしれませんね。
そう。
分かち合いたいのよ。
傷つけたいとか、陥れたいとか、誇示したいとか、
そういうことで言葉を使うのではなく、
美しいもの、感動したこと、美味しかったこと、
悲しかったこと、寂しかったこと...
そうした機微を誰かに伝えたい、分かち合いたい。
そのために最適な表現を自分の中に探しにいく。
そのときに「あ、これだ。この感覚だ。」と
ぴったりな言葉で表現できるようになりたいなぁ。
という、ただの徒然です。笑
朝から豊かな時間を過ごしました。
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