2024年2月房総リザーバー総括 | ヨータローブログ

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さてさて、今年はうるう年とはいえ相変わらずあっという間に過ぎていくのが2月。

 

そんな2月最大のイベント片倉ダムブラックCUPもおかげさまで大盛況のうちに終了しました。

今大会は運営陣の予想をサイズ・数共に上回る結果となりました。

 



1月の総括で予想した通り、2月6日に関東地方は雪に見舞われ房総リザーバーにも雪が降り、水温の低下が予想されましたからきっと難しいものになるのではないか?という見方をしていたのですが、そこは熱きブラックCUP参加者の皆様だけあってしっかりとプラクティスまでしてくれたおかげで多くの方がバスをキャッチしてくれました。

ゲストで参加してくれた藤田夏輝プロも「皆さんしっかり練習していて熱い!」との言葉を残してくれたことは主催としても非常に嬉しかったです。

 


【ゲストの藤田夏輝プロありがとうございました】



さて、個人的にはどうだったかというと

亀山3回

片倉2回

戸面原1回

という内容でした。

 


【爆風の戸面原ダム ディープが絶好調でした】


今年の2月は異例の暖かさということも手伝って、前半と後半では大きく表情を変えました。

そもそも、2月というのは二十四節気でいうと立春(2024年は2月4日)を迎えるタイミング。

寒さの峠を越えて春の気配が感じられる頃、と定義されています。

異様なまでの暖かさをもたらす春一番は立春から春分の間に吹く強い南風のことですからこの時期に吹くべきもの。

「2月なのに暖かすぎる・・・」という意見ももちろん納得なのですが、そもそもはそんな決まりがあるので2月にやたら暖かい日があるというのは実はそれほど不思議なことではないのですよね。

 

とはいえ、やはり今年の暖かさは異常といって良いと思います。

2月21日に亀山湖へ釣行した際には一番高いエリアで13℃まで水温が上昇。


【暖かさにつられてシャローにスクールがバンバン入ってきた日の魚探映像】


朝は出船前にトゥルーチューンでちょっと水につけたルアーにバスが猛チェイスしてくるという今までにない光景にちょっとびっくりしました。

その後は今日に至るまで冬型の気圧配置が続きましたので水温は再び一桁に戻りましたが、一度シャローまで上がったらそう簡単にはディープまで戻ることもなく、シャローカバーやフラットでの釣果も絶えず聞こえてくるようになりました。

やはり春に関していえば水温がバスを動かす大きなファクターになるというのが実感できた2月となりました。

 

こうして極端に水温が上昇するタイミングにおいては、一度湖全体をグルっと回ってみると良いと思います。

なぜなら、水温が高いエリアと低いエリアでは5℃以上の開きがあることもザラであり、他よりも水温が低いエリアで時間を使ってしまうとせっかくの春の訪れを逃してしまいかねないからです。

 

今月は、まさにこの現象をよく見ました。

では、どのようなエリアに行けば高水温にありつけるのか?

一番簡単な方法は、上流にいくこと。

川幅が狭く、水深が浅い上流はいち早く春が訪れます。

【上流と同じ要素があるクリークの奥も見逃せないですね】


逆に水深が深く面積が広い本湖エリアは暖まりにくく、冬を引きずりやすい傾向にあります。

ただし、逆にいえば安定しているということにも繋がるわけで三寒四温の具合を見ながらエリアを選定するのが吉となります。

 

3月は、スポーニングが絡み始めるタイミングになるのでゲーム性としてはより一層複雑化しますが記録級のバスに出会える季節ですから2月まではお休みしていた方もいよいよ始動の時ではないでしょうか?


そして、JBマスターズの開幕戦が亀山湖で行われるのも3月です。

既にプリプラクティスには何度か入っていますが『マスターズ初戦=激荒れ』が名物ですのでこのまま穏やかな状況のまますんなりと本戦突入とは思えません(笑)

 

マスターズレベルになると地元のアドバンテージなんてほぼ無いのでしっかり練習して当日を迎えたいと思っています。 

 

 皆さん3月も良い釣りを!