もしもサッカーが10対10だったら…。 | いつも頭にサッカーボール 少年サッカースクール

いつも頭にサッカーボール 少年サッカースクール

茨城県笠間市、筑西市、桜川市でY.S.S.サッカースクールを活動中。元サッカーライターが独自の視点で様々な角度から考察するブログです。

 

 
FIFA TVでアップされた1990年ワールドカップの西ドイツ対オランダ戦。西ドイツはインテルのブレーメ、マテウス、クリンスマン。オランダはACミランのフリット、ファン・バステン、ライカールト。会場はサンシーロとミラノダービーの代理戦争として盛り上がり、事実上の決勝戦とまで言う人もいたほどだ。
 
そのなかで前半に起きた事件がライカールトとフェラーの同時退場、これで10対10となった。
 
ワールドカップの決勝トーナメント、どちらも負けたくない心理が働いても不思議ではない。引いて守ってカウンター、特にこの大会は得点数も少なくルール変更されるきっかけになったとも言われているから尚更だ。
 
しかしながら隣国で元々ライバル関係が強かったのに加え冒頭のミラノダービーの代理戦争をホームスタジアムで行う。さらに言えば74年のワールドカップ決勝では西ドイツが、88年のユーロ準決勝ではオランダが勝利、因縁のカードなだけにこのあとの展開は予想を大きく動くことになる。
 
10人同士の戦い、ともに1トップにして後ろはそのままで試合を進めることになる。中盤に大きなスペースが空いて両チームの攻撃が一気に活性化、ブッフバルトのクロスにニアゾーンでクリンスマンが合わせ西ドイツが先制する。1トップになってからクリンスマンの動きが目立った一方で、オランダのフリットは右足のもも裏を傷め運動量が低下していく。そしてクリンスマンは1-0の状態でお役御免、オランダはフリットの一撃に希望みを託す。。これが勝敗を分けた感じだ。終盤両チームが1点ずつ奪い試合終了、最大の難関でもあるオランダを2-1で退けた西ドイツが頂点に立つことになる。
 
サッカーが10人対10人だったら…、30年前のこの試合だけで語るのは早計だがサッカーの面白さは変わることがないと思えた。