コンセプトは何か?と考える | 錬武体術 啓真道

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剣の理合を我が身に宿し、刃の斬れ味を源として、敵の無力化を学ぶ武道。

何かを学んで、身につけたいと思ったとき、早く身につけるためのコツを、お話しします。

それは、これって、どういうコンセプト?って、考えるということです。

自分なりには、こう考えますとか、そういうことでは、ないんですよ。

これって、ざっくり言ったら、どういうモノなの?というところを、ハッキリさせるんです。

例えば、書道っていうのは、毛筆を使って、墨汁で、半紙に、字を書くことですよね。

毛筆を使って、墨汁で、半紙に字を書くのが、うまくなるように練習すれば、いいということです。

そうすれば、書道を、早く身につけることが、できるわけですね。

ここでは、コンセプトという言葉を、そういう意味で、使っていますよ。

合気道だったら、誰かに、やっつけられそうになったとき、それを、させないというのが、まず1つ。

自分が、やっつけるかどうかより、誰かに、やっつけられないということが、大事なわけです。

次は、あくまでも、筋力に頼らないで、技を効かせて、相手を崩すということです。

グイグイと、筋力で、相手を崩そうとしたり、技の最後で、クッ!と力を込めたりは、しないわけです。

そして、誰が勝者で、誰が敗者とか、誰が強くて、誰が弱いとかを、ハッキリさせないということ。

だから、合気道では、試合をやらせないし、闘争心を、培わないわけですからね。

この3つのコンセプトに、反したら、あるいは、逸脱したら、ダメってことですよ。

空手だったら、形稽古によって、武術的な動きが、できるようになるというのが1つ。

空手にとって、形稽古は、書道で言う、毛筆、墨汁、半紙みたいなものですからね。

そして、空手の、元々の仮想敵は、同じ空手家では、ないということ。

だから、空手の、対空手の技術は、ある意味、空手家にとっても、フィクションなんですね。

最後は、空手の技は、攻撃と防御が、渾然一体の、不可分であることですね。

技を、攻撃専用とか、防御専用という風に、キッチリ分けないということです。

空手の場合も、この3つを、守らないなら、キックボクシングでいいじゃないと、そうなってしまいます。

コンセプトを、明確にすると、何ができるために、何がうまくなればいいか?が、わかります。

その分野ならではの、独自の部分を、ハッキリさせるんです。

そうすると、やるべき練習がわかり、やらないほうがいい練習も、わかるわけです。

やるべきことが、どんどんうまくなり、やらないほうがいいことを、どんどん、やらなくなる。

そうなっていくことが、何かを、身につけていくということですよね。

これが、身につけたいと思ったことを、早く身につけるためのコツですよ。


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