何か…力と力の押し合いじゃなくなってしまう感覚ですね！

●　何か…力と力の押し合いじゃ、なくなってしまう感覚ですね！

こんにちは。川村義之です。

腕を動かすとき、手からではなく、胸椎から動くほうが、理に適っています。

試してみればわかりますが、胸椎から動いたほうが、力が強くなるんですね。

相手を崩す力を強くし、戦いを、自分に有利に、進めることができます。

クラヴマガをされているＫさまの、講座の様子を、ご紹介します。

胸椎から動くと、どれだけ強い力が出せるか、相手を崩すことで、試してみました。

片手１つだけでは、普通、立っている相手を下に崩すのは、かなり難しいです。

しかし、それは普通、手から先に動き出してしまうからなんです。

胸椎から動き、耐えようとする相手を、胴タックルで、しゃがませます。

「うわっ！全然、抵抗できないですね！」

さらに、胸椎の動きで、相手に気づかれず、相手を崩すこともできるんです。

前から押してくる相手を、胸椎の動きを使って、崩します。

相手を前進できなくさせて、逆に、後退させることができました。

「何か…力と力の押し合いじゃなくなってしまう感覚ですね！」

立っている相手に気づかれずに、踏ん張りが利かないように、崩します。

立ち続けようとする相手を、真下に潰して、座り込ませてしまいました。

「これまでは、手にばっかり、意識がいってて、この辺（胸椎）は、意識してなかったですね！」

このような崩し技で、相手を戦えなくして、容易に制圧できるわけです。

運動能力の低いカメなど以外、脊椎動物は、背骨から動くのが、一般的です。

人間も、背骨から動くと、手足から発揮する力を、強くできるということです。

相手に気づかせずに、相手の抵抗力を奪い、相手の力を、封じることができるんですね。

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