腕を脱力したまま、腕力ではなく、体捌きで動かすと、腕のパフォーマンスを上げることができます。 | 錬武体術 啓真道

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剣の理合を我が身に宿し、刃の斬れ味を源として、敵の無力化を学ぶ武道。

● 腕を脱力したまま、腕力ではなく、体捌きで動かすと、腕のパフォーマンスを上げることができます。

こんにちは。川村義之です。

圧迫感を与えずに、手技療法の力を、お客さまの体の、奥深くに、伝えることができます。

整体師Mさまの、中級第4回目の様子を、ご紹介します。

中級第4回目は、達人の腕の使い方を、お教えしました。

腕を脱力したまま、腕力ではなく、体捌きで動かすと、腕のパフォーマンスを、上げることができます。

ー はじめに、研勢塾式スワイショウVer.2第一段階を、やってみましょう。

両腕を脱力し、体の横に、ぶら下げた体勢で、自分の片手を、相手に両手でつかまれ、振り上げることができないように、押さえられます。

相手に構わず、腕を脱力したまま、体幹の向きを、決まったルート上で、ゆっくりと、変えていきます。

グル~ン、スイ~ッ、ビシッ!ガクガクッ!

体幹の向きを、正面に戻すだけで、片手を振り上げ、相手の体勢を崩し、手首を極めて、座り込ませることができました。

体幹から動きを生み出すと、片手だけで、相手の両手の力に打ち勝ち、押さえられずに、動かすことができます。

「力(腕力)でいったのでは、かえって、動けないですね!」

ー 腕より、ずっと重い、体幹を動かしたほうが、ずっと強い慣性を、得ることができるということですね。

「不思議ですねえ!」

ー ではこれを、整体で、手技療法の力を、深く浸透させる技術として、応用してみましょう。

体幹からの動きで、脱力したままの腕を動かすと、手技療法の力を、相手に、浸透させることができます。

片方の腕を伸ばし、向かい合った相手と、掌同士を合わせます。

ゆっくりと、1歩踏み出し、体幹の位置が、前進したところで、ピタリと立ち止まり、相手と、掌同士を合わせたまま、腕を脱力します。

スタッ、グニャッ、ドタドタドタッ!

掌同士を合わせている相手を、腕力で押さずに、柔らかい感触を、感じさせたまま、後退させることができました。

「ここ(掌)には、全然、強い力は、感じないですね!」

ー 末端から動いていないので、接触点を強く押さずに、力だけを、浸透させることができるわけです。

体幹を、先行させて動かして、腕を脱力すると、接触点を圧迫せずに、人1人を後退させるほどの力を、伝えることができます。

ー 続いては、研勢塾式スワイショウVer.3を、お教えしましょう。

両手を、相手につかまれ、振り上げることができないように、押さえられます。

相手に何かしようとせず、両腕を脱力したまま、研勢塾式スワイショウVer.3の動きを行います。

ブンッ!ドタドタドタッ!

両手をつかむ相手を、腕力で押さずに、減速Gで、両腕を振り上げて、吹っ飛ばすことができました。

「へぇ~!本当に力、要らないんだあ!」

体幹の動きに対する、減速Gで、腕力を、はるかに超える強い力を、生み出すことができます。

ー これも、手技療法の力を、浸透させる技術として、使ってみましょう。

相手と向かい合って立ち、お互いの両手の掌同士を、合わせます。

骨盤まわりを、振り子のように揺らし、股関節を急速に引きながら、腕を脱力します。

ブ~ン、グニャッ、ドタドタドタッ!

掌同士を合わせている相手を、腕力で押さずに、背中から動かして、後退させることができました。

「押さないほうが、いいんですね!」

腕力を、全く使わないのに、腕力を振り絞っても出せないくらいの力を、優しく伝えることができます。

「こぉれは、使えますね!」

自分自身は、より一層、腕の筋肉や関節に負担をかけずに、手技の効果を、高めることができるんですね。

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