悩みを抱える方、お母さん、お父さん、
色んな悩みを抱えている子どもの皆さん、学校の先生方。
私は先生ですが、
私が働いているエリアってごくごく一部の場所、
私が関われる子どももごくごく一部の子どもでしかありません。
でも、私の経験話が「なるほど!そうなんだ~」と
どなたかの不安の支えになればいいなっと。
今の子どもたちの作る【小さな子ども社会】の様子を
皆さんに共有していけたらいいな。
そんな思いでブログを書いています。
教育や育児は、一人ひとり違った育て方があります。
なので、「これが答え!」というような「正解」はないかと思っています。
だから私自身教員ですが、試行錯誤の日々です。
この場は、あくまでも情報共有です。あと、私のつぶやき。
ただ、職業柄、個人情報の取り扱いは絶対厳守なのである程度ぼかしていますが、
少しでも思いを共有できる場にできれば嬉しいです
こんにちは
本日は、
「親の子離れをする勇気が子どもの将来に繋がる」
について語っていきます。
先生として働き出してある程度の年数が経ち、
教え子の数もかなりの数になってきました。
そんな私がここ数年、かなり強く感じること。
親の子離れって難しいんだなってこと。
保護者さまからよく聞く言葉
「子どもが何をしているか分からない」
「子どもがこそこそしている」
「子どもと話す機会が減っているが、聞くとすぐ喧嘩になる」
「子どもの宿題を全て教えてほしい。」
「子どもがずっとスマホを見ています。勉強しないんです。」
などなど。
皆さん、いかがですか?
いつの間にか、
子どもへの「心配」から「何でも知っておきたい(管理)」になっていませんか??
「何でも知っておきたい」=「全てを把握したい」
つまり子どもたちを大人の見える範囲内にとどめるため
監視という縄で拘束していませんか?
おそらく、「監視?!」「縄?!」なんて表現をすると、
「いや、私は、全く縛り付けていないわ!」
「のびのび成長していければいいわ~✨」
「子どもの親として、しっかり成長させなきゃでしょ?!」
「子どもの人生は、親がサポートするでしょ?!」
「子どもが勉強しないと、進路にひびくでしょ?」
だから「教えて」という気持ちだと思います。
でもね、子ども自身も
強制される言葉や見えない監視の縄で縛られると
そりゃ、苦しくなります
そして、親の見えないところで監視から抜け出す技だけ磨かれる
本当に上手です…。
私としては、親側の気持ちもよく分かります。
本当に心配になるときもある
「もうちょい真面目にやりなさいよ💦」って思うこともありますよ。
保護者の方からの相談でも
「分かります。大変ですよね…お母様…お父様…
私もなんとか学校で頑張りますね…お互いに協力していきましょう!」なんてこともありますよ。
でもね、本人たちは一番よく知ってます。
本当に勉強に見向きもしなくなるなら、学校行きませんよ。
机なんかに向かいませんよ。
そう考えていくと、
・毎日学校に行く
・鞄を持っていく
・重い教科書を持っていく
・お弁当を持っていく
・部活に行く
「学校&勉強」という場所に向かっているんです。
「勉強しなきゃいけないなぁ…。」「やらねばならないことがあるんだなぁ…。」って思っている証拠です
以前、スクールカウンセラーの先生と話している時に
「思春期の子どもたちの親の役目は、
毎日お弁当(ご飯)を作るだけ。
あとは静かに見守っておくこと。
自我がしっかりしてきて、
自分の人生選択をしている時期だからこそ、
挑戦をさせたほうがいい。
失敗を経験させることが今後の人生の糧になるの。
失敗してから親や大人はサポートすればいい。
その練習期間が今なんだよ
心配だけど、
子どもが前に向いて進もうとしているときに
引き留めない」
そんな話を聞きました。
先生(私)と保護者の方は、見ているだけ。
先に答えや口を出すのではなく、見守っておくこと。
子どもは挑戦、失敗を繰り返す鍛練期間。
親や大人は、忍耐のみ。
大人は口出しをしたくなるけど、それは経験値が多いから。
だから、子どもの経験値を奪わない
必ず今の気持ちを伝えられる時が来るから
今は、待つことが大切なんです
私も教え子たちには
「あの頃のクラス内での文化祭の話し合い、もっと上手く説明できたならスムーズに行くのに…なんて思ってさ。本当、大喧嘩で先生は大変だったよ~。いや~、成長したね~」なんて話します。子どもたちも「そうですよね~。あの時、先生にはご迷惑おかけしました…。でも大人になったでしょ?!」なんていう会話をしたりもします
こんな時の子どもたちは、大人ぶります。笑
まだまだ子どもですけど、大人ぶりますほっこり✨
先生をはじめた当初、クラスの子どもたちを見ると
「ここをこうすれば話し合いがスムーズに進むのになぁ…。」
「あー、ここを意識すればいいのになぁ…。」
「みんなー、○○だよー!」
「早く座ろうー!」
「時間だよー!」
早く。効率的に。平和に。楽に。安全に。
大人が答えをすぐに教えることも「教育」だと思っていた時期がありました。
でも、それは、違う。
いつの間にか子どもの成長をサポートする場所なのに
「自分」が計画的&楽に進む道を先導していただけ…。
教育とは違いますよね💦
私もカウンセラーの言葉を聞いてから
「自分自身の先生という立場の見方」を変えなくてはと
それ以降、私から発信の発言はかなり意識しています。
※言いたくなる時もあるんですよ…。でも堪えます…。笑
※合言葉は…「忍耐」。笑
あっ、そうそう。
学校内でのお子さまの安全はちゃんと守っていきますからね。
放置は違います。ここは重要ポイントです✨
だから、悪口やら人が嫌なことを言うなどの光景があった場合は、しっかり子どもたちと向き合い、何がいけないかしっかり伝わるまで伝えています
もちろん起きないことが大前提ですが
親は、子どもがある程度の年齢になれば、
口出しをし過ぎず、子どもには経験値を積ませていく。
まだまだ視野の狭い子どもですから、時に安全確保のためにも
ちょっと離れたところか静かに見守っておく。
どれだけ、経験を積ませる機会を作ったか。
これこそ子どもが大きく成長するタイミングであり、
今しか出来ない大きな成長ポイントだと思います。
子育てをする皆さん、
学校以上にお子さまと関わる時間が長いので
不安に感じるポイントが目につくことも多いかと思います。
ただ、
何か失敗したときに手を差しのべる準備をしておくこと、
まだ何も起きていないのに手を差しのべ
すぐに助け船を出した時と、
まずは見守り、失敗したときにサポートしてあげた後の
子どもたちの成長度合いは、本当に違います。
現場で多くの子どもたちを見ていて年々強く感じます。
これからの時代、
今以上に変化の多い時代を生き抜ける力が必要だからこそ、
生き抜く力を持つお子さまを
一緒にサポートしていきたいと思う。
そんな今日この頃なのです
ぜひ今日からちょっとずつでいいので、
「静かに見守る」ことに意識してみてはいかがでしょうか?
では、肌寒くなってきた9月ですが、
本日もぼちぼちで行きましょう✨
皆さん、ごきげんよう