5月27日の東京市場は、
日経平均が +39円高の 38,900円台 と小幅に続伸し、3日続伸となった。

米国市場はメモリアルデーで休場だったが、
欧州株の堅調さが投資家心理を支え、
日本市場も朝方から底堅い動きでスタートした。

寄り付き直後は利益確定売りが出て、
一時 100円超の下落 となる場面もあったが、
押し目は浅く、すぐに下げ幅を縮小してプラス圏へ戻した。

午前中には日銀総裁が

「今年後半に物価上昇率は2%へ収束していく」

との見通しを示し、一時円高に振れたものの、
株式市場への影響は限定的だった。

午後に入ると為替が再び円安方向へ動き、
日経平均もプラス圏を維持したまま取引を終えた。

 

 

TOPIXは日経平均以上の上昇率に
 

今日の相場で特徴的だったのは、
TOPIXの方が日経平均よりもしっかりしていた という点。

  • 中型株への資金流入
  • バリュー株の底堅さ
  • 市場全体の広がりの改善

こうした要因が重なり、
TOPIXは3月につけた年初来高値の奪回に向けて着実に戻り歩調を続けている。

 

 

個別銘柄の動き(材料の有無が明暗を分けた)
 

今日の個別銘柄は、材料の有無が明暗を分けた一日 だった。

🔺 上昇した銘柄

  • ダイトーケミ:株式分割を発表し、買いが集まった。
  • 味の素、イビデン、三菱重工:年初来高値を更新し、需給の良さが株価を押し上げた。

🔻 下落した銘柄

  • 楽天:野村証券が目標株価を引き下げ、売りが優勢に。
  • ライオン、シャープ:年初来安値を更新し、業績懸念や需給悪化が意識された。

このように、
ポジティブな材料が出た銘柄には買いが入り、
ネガティブな材料が出た銘柄には売りが出る  
という、わかりやすい構図になった。

 

 

今日の相場の印象:材料難でも需給が支えた
 

  • 米国市場休場
  • 国内材料も少ない
  • 為替の振れも限定的

という“材料難”の一日だったが、
押し目買いが入りやすい地合い が続いており、
需給の良さが相場を下支えした。

 

 

寄与度1位:アドバンテストのチャート分析
 

ここからは、月足・週足・日足・ボリンジャーバンドの順に、
アドバンテストのチャートを順番に確認していく。

 

 

【月足】長期トレンドは明確な右肩上がり
 

  • 2023年:1万円台
  • 2024年:1万5千〜2万円台
  • 2025年:3万円台へ
  • 2026年:4月に3万2,400円の高値

3年間で株価は約3倍以上。
AIサーバー投資の拡大が背景で、
長期トレンドは完全に上昇基調。

4月の大陽線は異例の値幅で、
出来高も急増しており、
トレンドの“本物感”が強い。

5月はその反動の押し目で、
MA6(24,618円)付近がサポートとして機能している。

 

 

 

■ 【週足】2025年後半から上昇が加速
 

  • 2023〜2024年:5,000〜8,000円台の長いもみ合い
  • 2024年後半:1万円台へトレンド転換
  • 2025年後半:上昇の角度が急に立つ
  • 2026年4月:3万2,400円の高値

週足でも、
急騰 → 調整 → 再上昇 の流れが明確。

移動平均線(MA9・MA13・MA26)はすべて上向きで、
中期トレンドも崩れていない。

 

 

 

■ 【日足】急騰 → 急落 → 反発 → 調整の大きな値幅
 

  • 1〜2月:2万円台 → 3万円台へ急騰
  • 3月:3万円台 → 2万円割れ寸前まで急落
  • 4月:再び急騰し、史上最高値を更新
  • 5月:自然な押し目の範囲で調整中

移動平均線(5日・25日・75日)はすべて上向きで、
トレンドは維持されている。

 

 

 

【ボリンジャーバンド】強い銘柄の典型パターン
 

  • 1〜2月:+2σ〜+3σのバンドウォーク
  • 3月:過熱 → バンド拡大 → 反動安
  • 4月:再びバンド拡大 → 最高値更新
  • 5月:バンド収縮 → 調整

直近:再びバンドが広がり始める“初動”の形

強い銘柄が上昇トレンドを継続するときの典型的な動きで、
下落トレンドではなく、むしろ再上昇の準備段階 といえる。

 

 

まとめ:指数は強いが、市場全体は強くない一日
 

今日の相場は、

  • 日経平均は小幅続伸
  • TOPIXはしっかり
  • 個別は材料株が中心
  • 半導体関連は引き続き強い
  • アドバンテストは押し目の範囲で推移

という一日だった。

指数は堅調だが、
市場全体の強さとは必ずしも一致しておらず、
“二極化”の流れは続いている と感じる。