■ 2004〜2005年に取り組んでいた低位株投資
資産形成の初期段階では、私は 低位株投資 に挑戦していた。
低位株とは一般的に株価100円未満の銘柄を指し、少額から投資できる点が魅力だった。
しかし、実際に取り組んでみると、低位株投資には想像以上の難しさがあった。
● 銘柄数が多く、選別が難しい
低位株は銘柄数が非常に多く、その中からどれが上昇するかを選ぶのは簡単ではなかった。
季節性を持って上昇する銘柄もあるが、それを事前に見抜くのは難しい。
● 分散投資が必要になる
どれが上がるか分からないため、どうしても分散投資が必要になる。
しかし、1単元だけでは成果が小さく、ある程度の株数を購入する必要があり、結果として資金も手間も増えてしまう。
● 「いつ上がるか」を当てるのがさらに難しい
低位株は、何年も動かないこともあれば、突然急騰することもある。
そのタイミングを当てるのは、投資時間が限られていた当時の自分には難しかった。
こうした理由から、低位株投資は自分には合わないと判断した。
■ 次に知ったのが「IPO投資」だった
低位株投資をやめたあと、次に知ったのが IPO投資 だった。
IPOはブックビルディングを通じて抽選に申し込む投資法であり、当選しなければ投資にならない。
ただし、当時(2005〜2006年頃)でもすでに、
- 初値予想サイト
- IPO専門ブログ
- TRADER’S WEB(初値データ掲載サイト)
といった情報源があり、これらを活用することで、
初値が弱い銘柄を避けることができた
という点が大きかった。
低位株投資のように銘柄選びやタイミングを自力で判断する必要はなく、
情報を活用すれば、そこまで難しい投資法ではないと感じた。
■ IPO投資の準備は「大手証券会社の店頭口座を揃えること」が中心だった
IPO投資では、どれだけ 主幹事を務める大手証券会社の口座を持っているか が当選確率を左右する。
当時すでに口座を持っていたのは、
- 三菱証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)
- 日興証券(現:SMBC日興証券)
の2社だけだった。
しかし、これだけでは明らかに不利だったため、
私は 2005年後半〜2006年前半にかけて、以下の大手証券会社の店頭口座を新たに開設した。
- 野村證券(店頭口座)
- 新光証券(店頭口座/現:みずほ証券)
- 大和証券(店頭口座)
これで、当時の「大手4社」の店頭口座が揃い、
IPO投資に必要な基盤が整った。
当時はまだネット申し込みが一般的ではなく、
IPO関連書籍にも「IPOは窓口で申し込む必要がある」と記載されていた時代だった。
そのため、店頭口座を揃えることが最も重要だった。
■ 補足:ネット専業証券の中では「SBI証券」が例外的にIPOを扱っていた
ネット専業証券でもIPOは取り扱っていたが、
重要なのは 主幹事・副幹事をどれくらい務めるか という点だった。
ネット専業証券は総じて主幹事を務めることはほとんどなく、
副幹事としての参加も限定的だった。
その中で、SBI証券は例外的に副幹事を務める頻度が高かった。
- ネット専業の中では最もIPOの取り扱いが多い
- 副幹事として参加する案件が多い
- 申し込む価値は十分にある
ただし、
副幹事は主幹事に比べて割当株数が圧倒的に少ない
という現実があり、当選確率は主幹事に比べると大きく劣る。
■ 情報収集は「初値予想サイト」「IPOブログ」「TRADER’S WEB」が中心だった
当時はまだ公募割れリスクを分析するようなサイトは存在していなかったが、
初値予想サイトやIPOブログ、TRADER’S WEBの初値データを活用することで、
初値が弱い銘柄を避けることができた。
低位株投資よりも情報の入手が容易で、
忙しい生活でも続けられる投資法だと感じた。
■ 次回予告:2006年からのIPO投資の結果について
次回の記事では、
2006年から本格的に取り組んだIPO投資の結果 をまとめていきたいと思う。
当選した銘柄、利益が出た銘柄、損失になった銘柄など、
当時の記録をもとに振り返っていく予定だよ。