あま酒かき氷は、こうして誕生しました(トッピング編) | のんべぃヨリコの「山形のお酒大好き」

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ほとんど店に閉じ込められてるので、


世の中のトレンディ情報にうとい、のんべぃヨリコです。



あま酒かき氷がようやく完成し、やれやれ、と思っていたある日。


製菓・製パンの業務用機器・材料などを販売している会社の社長から


「世の中の流行のかき氷には、トッピングがついてるんですよ」


と教えられ、そんなこと言われると、


流行についていきたくなるのが世の常。



トッピングかぁ・・・・


何がいいんだろー。



ということで、いやー試した!試した!


定番の抹茶ミルクから始まり、チーズや「桜の塩漬け」まで!(笑)


もちろん、「酒屋」のかき氷なので、ウイスキーも試してみました(笑)



ですが、どれもインパクトが強すぎて、


あま酒のいいところを潰してしまうんです。


それに、せっかく「お砂糖不使用」なのに、


人工甘味料がドバドバ入ってるのもいやだなー。


やわらかい味わいを活かせて、なおかつ「酒屋」のイメージが


湧いてくるものないかなー。



「あま酒」は日本が誇る、素晴らしい飲みもの。


んじゃ、「和テイスト」を全面に出したらどうよ。


そんな中で浮かんだのが「餡子」!!!


もう、試す前から「これ、ぜってーうまい!」という予感がした!(笑)



前出の社長の話によると「餡子」と言っても


ピンからキリまであって、信じられないけど


自分で「餡子」を煮る和菓子屋さんが少なくなっているんだそうです。


「本物」の甘酒には「本物」じゃなきゃダメだ。



ダメもとで「菓遊専心 戸田屋正道」の社長のもとを訪ねました。

       http://www.toda-ya.com/gaiyo.html


社長は、初めて会う私の話を真摯に聞いてくれ


「喜んで」と餡子の提供を許可してくれました。


そして、「戸田屋正道」の餡子の製造工程を隠すことなく見せてくれ


命の恩人に捧げるような心で安全でおいしいものを造る!


という企業理念を話してくださいました。


北海道産 「北の乙女」という小豆を白双糖だけで煮ています。



そして、もう一つ。


これは「トッピング」と言われた時に、神様がささやいたんじゃないか?


と思うくらい、すぐに「これだ!」と思ったものです。


南陽市の酒井ワイナリーの「蟻葡萄」。(ラベルがめんこいのよ)





ワインの原料になる「マスカットベリーA」と「ブラッククイーン」を


大きな釜でコトコトコトコト煮詰め凝縮した、葡萄ジュース。


「アリが寄ってくるほどの甘さ」が名前の由来なんです。


あま酒の濃厚な甘さが、これをかけることにより


爽やかな酸味が加わり、まー、なんて美味しいんでしょう!


こちらは、普通に売っておりますので


あま酒を食べた後に、是非お買いもとめくださいね(笑)


冷たく冷やしてそのまま飲むもよし。


赤ワインで割ってもよし。(わしはしませんよ)


牛乳で割ると、トロッとヨーグルトみたくなります。




とまぁ、完成するまでに、本当に色々ありました。


せっかくここまでこだわったんだから、器だってこだわりたい。


そこで、器は「平清水の青龍窯」に頼みました。


「こだい高い器を使って、割られたらどうすんの!」と


色々な方から反対されましたが、「オール山形」でやりたい!


という私の信念は変わらず、かき氷の器もトッピングの器も


青龍窯さんのものを使っています。


ちなみに、昨年は1個の器の破損なし。 すごい!



甘酒にしろ、トッピングにしろ、山形を代表する職人が造っています。


なので、残すことなく食べてもらいたい。


そんな想いから、かき氷は、今流行の「爆盛」ではありません。


もしかしたら、少ないんじゃね?と感じるかもしれません。


ですが、「カラダにいいもの」は「適量で」と思っています。


全部食べ終わった時に「あー、美味しかった」そう思える量を


出させていただいてます。


足りないなーとお感じの方は、是非「おかわり」どうぞ(笑)



今年も準備万端! あとは「暑く」なるのを待つだけです(笑)