西和賀日記671回「近くに熊の気配あり」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

恒例の土曜早朝草刈りは、菅(すげ)刈りに4人が割り当てられました。

去年経験した僕もその一人となり、鎌を片手に菅刈りに精を出しました。

 

 

草深い湿地にあって菅は、ほかの草とはキリリと伸びて筋が違って見えます。

 

 

1時間半で軽トラいっぱいの収穫となりました。

この菅は乾燥して、来年のしめ縄づくりの材料になります。

毎年2月の雪あかりに訪れる学生たちとしめ縄をつくり、どんと祭で神前に供えるのです。

半年先の行事の準備がもう始まっているというわけです。

 

 

タツヤさんちの畑の一角にトウモロコシが植わっているのですが、どうも熊に荒らされたようです。

杭を立てて網をめぐらしておいたら、杭1本が倒されて、まだ実がつかないトウモロコシがことごとくやられてしまったのです。

もし大人の熊なら、食える実がないから、ここまではやらないでしょう。

おそらく1歳半くらいの子熊のしわざなのでしょう。

 

 

種をまいたばかりのソバ田を歩いた熊の足跡です。

タツヤさんちもこのソバ田も、僕んちから歩いて10分の距離です。

近くに熊の気配を感じる西和賀町です。

先週には僕も県道1号沿いで子熊を目撃しました。

 

 

きのう梅雨明けして、きょうも晴れ上がり、パソコン入力の用事があったのでエアコンを効かせた居間で過ごしました。

昨夏と違って、この過ごしやすさはどうでしょう!

 

夜は満天の星空になりました。

南に大きくサソリ座が横たわっています。

α星アンタレスの赤を見ると夏を実感します。

夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)が何かを主張しています。

そこに天の川がほんわかと見えています。

真昼岳がある西の空には大熊座の北斗七星が横になっています。

夜空にいる大熊も西和賀には似合います。 (8月3日)