西和賀日記651回「静夫さん誕生日登山」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

真昼山地の多くの登山道をつくった第一人者の佐々木静夫さんがきのう88歳を迎え、泉沢の高田沢山(標高725m)に15人の山仲間を集めて誕生日登山を開催しました。

 

 

小雨くらい何とも思わない人たちばかりです。

 

 

ここ数年のうちに山の所有者たちが登山道を開拓しました。

登山口は県道から入ってすぐです。

低山ですがブナの林が素晴らしい!

 

 

急斜面には木の手づくり階段がありました。

近所の80代がひとり密かにこしらえたそうです(静夫さんの弟さんらしいです)

すごい労力のはずで、登山道3ルートともども有志の人たちの汗の結晶だと感じます。

 

 

急登を抜けると展望が広がるガケの上に出ます。

ガスで真っ白でした。

山仲間たちはほとんど町外からで、古くから静夫さんに惹かれて西和賀を繰り返し訪れています。

 

 

頂上でハッピーバースデーを歌って誕生日を祝いました。

 

 

下山で振り返るとなかなかいい山に見えました。

 

 

下山後に誕生日会が開かれました。

主宰の山女ミユキさん(静夫さんを師匠と呼んでいます)がケーキで盛り上げました。

 

 

この日の登山にはマムシをつかまえるという目的もありました。

小雨模様だったからかマムシは現れず、乾燥していたマムシの登場となりました。

 

 

せんべいみたいで風味があって、平気で口に入りました。

静夫さんはマムシ獲りの名人です。

 

 

マムシ獲りだけではなく、山や動植物の知識はもちろんのこと、いくつもの「名人」がつく人です。

20歳下の僕より体力ありそう!

それにこの笑顔……、女性たちにモテるわけですよねぇ(15人中10人が女性陣でした)

これからもみんな元気で山に登っていたい…が皆さん共通の思いだったようです。 (7月11日)