きょうは母の97歳の誕生日でした。
昭和2年(1927)生まれで、昭和元年は年末の6日間しかなかったので実質昭和最初の年の生まれです。
栃木県宇都宮市の実家で弟夫婦と一緒に、病気ひとつせずに元気で暮らしています。
健康の秘訣のひとつは、朝一番のお茶と梅干しのようです。
寺の住職だった父親(僕の祖父)の教えを守り続けているのです。
ラジオ体操も丈夫な体を維持できる理由でしょう。
朝6時半になると寝室から物音が聞こえてくるのは、母がラジオ体操をしているからなのです。
若いころ小学校の先生をしていて、新ラジオ体操のNHK全国放送開始(昭和26年ごろ)に合わせて子供たちに教えるために研修を頑張った話を聞いたことがあります。
筋金入りなんですね。
中年ごろから独り身で住まいを転々としていた僕を心配して、「にんにく卵黄」という健康食品を欠かさず送ってくれます。
もちろん僕も朝一番のお茶を欠かしません。
御殿場出身のトシエさんが自分で摘んで真空包装してくれた静岡茶はさすが本場、うまみが違います。
毎朝、故郷の母を思い出しながら、この熱い茶をすするのが僕の健康法でもあります。
母は花が好きで、庭の隅で野菜も育てているのを思い出し、僕も畑に行ってみました。
ナスがひとつだけ、食べごろの大きさになっていました。
5月半ばに種をまいたカブが少しだけとれました。
カブは皮をむいたら何とか食べられそうなので、ぬか漬けと浅漬けにしました。
誕生日プレゼントに西和賀産品の筆頭、(株)湯田牛乳公社の湯田ヨーグルトなどを「結ハウス」から送りました。
厄除け藁人形の念力も込めたつもりです。
それにしても、うらやましいなぁ!こいつの……アレ。
きょう畑で採れたキュウリも使って野菜サラダをつくりました。
いつもこんな感じのサラダを食べています。
浅漬けにしたカブも晩酌を楽しくさせてくれました。
母はいつも自分のスマホで僕のブログを見てくれているそうです。
ちゃんと野菜を食べているところ、伝わるかなぁ。
被災地に住んだり豪雪地帯に移住したり山に登ってばかりだったり…。
きょうは母に心配ばかりかけ続けている68歳が、この親不孝ぶりを反省する日でもありました。 (7月4日)