西和賀日記611回「今年初の和賀岳頂上」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

今年初めて和賀岳に登りました。

 

 

高下林道の崩落地手前に車を置いて、5時45分に登山口に到達。

 

 

朝のブナの森を行くすがすがしさは平地では味わえない心地よさです。

 

 

シズオブナも緑の衣装で迎えてくれました。

この夏87歳になるシズオさん、ヒザの調子も回復してきたようです。

 

 

和賀川源流部の渡渉点で登山靴を脱いで冷たい流れを渡ります。

水量はヒザ下で、少ない感じでした。

急斜度の直登を1時間半あえいだ先に一気に広がるコケ平の展望に疲れは吹っ飛びます。

 

 

コケ平は和賀岳と向き合える絶好の場所です。

「来たよ!」と山に届くほどの声で挨拶しました。

 

 

ミヤマキンポウゲが山を彩っておりました。

 

 

9時半ごろ頂上に立ちました。

冷たい風に思わずヤッケを2枚着込みました。

向こうに見えている羽後朝日岳は一般登山道のない秘境の山。

景観を害している環境省の看板をないものと思えば、ぐるり180度の目の覚めるような展望です。

 

 

和賀岳自然保護観察指導員のミユキさん、有休取って登山道の整備に汗を流すのでした。

山への愛がなければできることではありませんね。

 

 

秋田県側への登山道も歩いてきました。

西和賀町の平野部からも見えている長大な尾根です。

シラネアオイが風になびいておりました。

和賀岳に戻ると東京からの単独行がいて、3人での楽しいお喋り下山となりました。 (5月22日)