西和賀日記607回「西ワラビを塩蔵する」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

きょうも田んぼの草刈り作業でした。

 

 

🐾 自分ちの草刈りやらないのかにゃ。

 

 

ゼンマイ達人ショウイチさんちの近くで作業していたら、採りたての西ワラビをくれました。

「食べきれないなぁ」とびっくりすると山菜名人は「塩漬けにすりゃいいんだよ」と言いました。

2・5キロくらいありました。

 

 

先っぽを切って100グラムずつ輪ゴムで束にしました。

 

 

塩・ワラビ・塩の順に漬け物樽に重ねて重石を載せました。

これでワラビの塩蔵ができるんだろうか。

このあとどうすればいいのか分かりませんが、何とかなるでしょう。

 

 

草刈り作業中にオバラさんが来て「西和賀に3本しかない珍しい木」の話をしました。

ユリノキ(百合の木)が旧沢内第一小のところにあるというのです。

仕事を終えて行ってみると、それらしき大木がありました。

 

 

あとで図鑑で調べたら、Tシャツのような形の葉っぱが特徴のようです。

半纏(はんてん)に見えるので「半纏の木」とも言うそうです。

教わらなければ気付きません。

こんな面白い形をした葉っぱがあるんですね。

 

 

大きな花が咲くそうです。

つぼみもかなり大きなものでした。

オバラさんは毎年、この花が咲くのを楽しみにしているんだそうです。

この木の存在はあまり知られていないといいます。

 

 

お椀のような花には蜜がたっぷりとたまり、蜂が溺れてしまうのだそうです。

暖かい地方では街路樹だったりするようですが、豪雪地帯では珍しいようです。

あの月が満月になるころ咲くでしょうか。

楽しみに待ちたいと思います。 (5月18日)