西和賀日記587回「もうゼンマイが出た」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

晴れて暑くなり、田んぼの水口補修作業を続けました。

 

 

作業場は大野地区として今年新たに田植えする田んぼで、水路との段差が高く排水口のパイプ敷設が手間です。

 

 

きょうもミツゾウさんと汗を流しました。

難しい場面でも工夫して乗り切ってしまうベテランです。

 

 

作業するうちに鼻とノドに違和感を覚えました。

なんだかヒリヒリするんです。

たぶん黄砂のせいだと思います。

先週ほどではないけど、きょうも黄砂がひどい一日でした。

 

 

近くの土手で何やら動いていたショウイチさん。

家に寄ったら採りたてのゼンマイを見せてくれました。

太さがあって、いいゼンマイです。

「いつもより1週間早い」とのこと。

 

 

外の釜でさっそくゆでておりました。

燃える薪の煙が風になびけば、沢内大野の春本番の景色です。

 

 

目を転じれば、タツヤさんがジャズライブの看板を県道沿いの「伯楽」の一角に取り付けておりました。

6月15日に地元開催するイベントの告知です。

5年前の看板だけじゃ足りないと考えたのでしょう。

この手づくり感がいいですね。

 

 

「伯楽」の庭で摘んだコゴミとホンナをゆでて、マヨネーズで晩酌の一品にしました。

心地よい食感が味わいを深めます。

北上市立中央図書館で借りた山菜ガイドブックには「クサソテツ(コゴミ)の旬にはめったに出会いません」と書いてあります。

「雪国の山菜で、雪が消えるとともに芽を出してきます。都会の人が山菜採りに出かける頃にはもう盛りを過ぎて…」

 

 

ごま和えにしても文句なしに春の味です。

西和賀では、コゴミはとても身近な山菜です。

 

 

山菜ラーメン、都会の人にはぜいたくな一杯……かな? (4月26日)