西和賀日記562回「オッペンハイマー本」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

3月も残すところあと1日、気温も上がってきました。

 

 

庭のアジサイが雪の重みから解放されてきました。

今冬のマイ読書テーマ「トルストイ」の重みから解放されて、読みたい本を読んでおりますが、きょうはハヤカワ・ノンフィクション文庫「オッペンハイマー」(全3巻)を読み終えました。

 

 

先のアカデミー賞で7部門を受賞した映画「オッペンハイマー」の原案になった本だそうです。

アメリカの原爆開発「マンハッタン計画」の責任者で理論物理学者のロバート・オッペンハイマーの伝記です。

”原爆の父”と言われた大戦時のヒーローは、水爆開発には倫理的理由から反対の立場をとり、ソビエトとの核開発競争に躍起になったアメリカ国家からスパイの嫌疑で迫害を受ける…。

1945年7月から8月にかけて、原爆が完成し広島と長崎に投下される前後の展開など、胸が熱く…というか苦しくなりながら引き込まれました。

映画は県内でも劇場公開が始まっているようです。

 

 

近くの「伯楽」に春を探しに行ってみました。

水芭蕉はまだ見えませんでした。

 

 

バッケ(ふきのとう)が水辺に顔を出していました。

冬と春の境目に割り込んで、ほかに競争相手がいないから、目立たないのに妙に気になる山菜です。

 

 

ちょっとした林になっていて、木々の冬芽が見られます。

これはタラノキ。

タラノメの天ぷら、うまいんだよなぁ。

 

 

アブラチャン(油瀝青、クスノキ科)の花芽だと思います。

アブラチャンの枝でカンジキをつくりました。

 

 

可愛い顔したこの冬芽は何でしょう。

冬芽初心者ですから図鑑を何度も見返して、ニレの葉痕のようだと思いました。

 

 

こんなに特徴的なのに分かりません。

「おめぇ名乗ってくんねえか⁉」

 

 

近所の田んぼの雪解けが進んで、ここでは志賀来山(しがらいさん)が主役になっておりました。

真昼温泉の帰り道です。 (3月30日)