西和賀日記556回「鹿肉のハヤシライス」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

庭のサワグルミの木に据え付けてある野鳥の巣箱に3日くらい前からスズメが来ています。

 

 

マサルさんお手製の巣箱で、冬を越したら中をきれいにするように言われているのですが、スズメの方が早く来てしまったようです。

 

 

「スズメ! 今年も来たか⁉」

「大家は掃除しとけよな!」

 

 

大相撲春場所はすごいことになっていますね。

青森県五所川原市出身の新入幕・尊富士(たけるふじ)が快進撃を続け、きょう勝てば優勝。

新入幕で優勝するのは110年ぶりとかで、大変な記録の瞬間でしたが…。

前頭筆頭の朝乃山(元大関)に負けて快挙はあすの楽しみになりました(12勝2敗)

 

 

あすの千秋楽は尊富士が勝てば優勝、負けて大関・大の里が勝てば優勝決定戦。

楽しみだ!…と思ったら、尊富士がきょうの取組で足を負傷してしまったようで、あすどうなるのか心配です。

この冬、五所川原に泊まってうまい酒を楽しんだ思い出もあり、尊富士が出場できることを祈りたいと思います。

 

 

鹿肉が残っていたので、昼にハヤシライスをつくりました。

蝦夷鹿のネック(首)の肉です。

 

 

なんでハヤシライスかというと、手持ちの農文協「シカ・イノシシ利用大全」に鹿肉はハヤシライスが合うと書いてあったからです。

 

 

懐かしい味のハヤシライスです。

なんでハヤシライスって言うんだべか。

調べたら「hashed meat and rice 薄切りの牛肉、タマネギを炒めトマトケチャップやドミグラスソースなどを入れて煮込み、飯の上にかけた洋風料理」(広辞苑)

hash(ハッシュ)というのは肉や野菜を細かく切るという意味だそうです。

ハッシュなのでハヤシ?なんでしょうか。

だとしたら、うまい命名ですね。

 

 

牛肉が定番なんでしょうけど、鹿肉があるので使うのです。

タマネギとブナシメジを加えて、ハウス食品のルーで仕上げました。

本に、市販のルーを使うように書いてもあったし。

出来は、かなりのものでした。

ルーのおかげかな…。

 

 

昼と夜が同じじゃ仕方ないので、夜は赤ワインを加えてハヤシパスタにしてみました。

鹿ミートソース、これもけっこうイケる一皿となりました。

尊富士の足の状態が無事であることを祈りながら、もう少しお酒を茶碗につごうと思います。 (3月23日)