朝は根雪を薄化粧するような雪景色でした。
東京では大騒ぎするでしょうけど、西和賀では窓からチラッと見る程度です。
ところが、通勤時間帯の7時前から大降りになりました。
3月4日に匹敵する降雪の勢いです。
除雪車が出動しましたが、道路にもどんどん積もっていきます。
重ったるい湿雪です。
深い所に乗り込んでしまうとスタックしそうな雪です。
「竹棒! 仕事ができてよかったな」
「何か言ったけ⁉」
うちの積雪観測棒は1メートル超を示しました。
西和賀の空を雷鳴が何度も揺るがせました。
雷雪(らいせつ)というんでしょうか。
「雷都」宇都宮で育った僕でも、大雪の空に響く雷鳴を聞いた覚えがありません。
雷を主語にすれば雪雷(せつらい)でしょうか。
除雪ドーザが過ぎ去ったあとには、汚れ雪の造形が並びました。
湿り雪なのでドーザに押されて固まりながら、次々と同じ形で取り残されていくのでしょう。
真昼温泉の前をカズヒサさん操縦のドーザが除雪していました。
おかげでこんな雪の日も温泉につかれて、ありがでなぁ。
夕方、崩れた積乱雲が東の山のかなたに見えていました。
北陸の冬の雷は有名ですけど、こんな内陸でもあるんですね。
大降りの雪を見ながら聞く雷鳴に興趣を感じました。 (3月14日)