西和賀日記549回「大雪の空に響く雷鳴」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

朝は根雪を薄化粧するような雪景色でした。

 

 

東京では大騒ぎするでしょうけど、西和賀では窓からチラッと見る程度です。

 

 

ところが、通勤時間帯の7時前から大降りになりました。

3月4日に匹敵する降雪の勢いです。

 

 

除雪車が出動しましたが、道路にもどんどん積もっていきます。

重ったるい湿雪です。

深い所に乗り込んでしまうとスタックしそうな雪です。

 

 

「竹棒! 仕事ができてよかったな」

「何か言ったけ⁉」

うちの積雪観測棒は1メートル超を示しました。

 

 

西和賀の空を雷鳴が何度も揺るがせました。

雷雪(らいせつ)というんでしょうか。

「雷都」宇都宮で育った僕でも、大雪の空に響く雷鳴を聞いた覚えがありません。

雷を主語にすれば雪雷(せつらい)でしょうか。

 

 

除雪ドーザが過ぎ去ったあとには、汚れ雪の造形が並びました。

湿り雪なのでドーザに押されて固まりながら、次々と同じ形で取り残されていくのでしょう。

 

 

真昼温泉の前をカズヒサさん操縦のドーザが除雪していました。

おかげでこんな雪の日も温泉につかれて、ありがでなぁ。

 

 

夕方、崩れた積乱雲が東の山のかなたに見えていました。

北陸の冬の雷は有名ですけど、こんな内陸でもあるんですね。

大降りの雪を見ながら聞く雷鳴に興趣を感じました。 (3月14日)