西和賀日記493回「この冬一番の吹雪に」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

朝から吹雪の一日となりました。

 

 

 「きょうは一歩も出ねえかんな」

🐾 毎日が不要不急だからにゃ。

 

 

それにしてもすごい吹雪です。

昨シーズン、猛吹雪でホワイトアウトの中を運転して恐怖の体験をしたのです。

あとで地元の人と話したら、その人も経験したことがないくらいだったと言いました。

でもその時、僕は西和賀の人たちはこのくらい平気で運転してんだべなぁ…と思って、めげたら笑われるんじゃないかと思って必死のドライブに挑んだのでした。

オレだって厳冬期の日光いろは坂を上り下りしてたんだかんな…と自分を鼓舞しながら、国道107号の錦秋湖沿いをおののきながら運転し続けたのでした。

 

 

土曜日に構築したばかりのマサルラインが消えてしまいました。

プーチン雪の侵略です。

必ず反転攻勢するからな!

 

 

こんな日は本を読んで過ごすしかありません。

トルストイ「戦争と平和」は全6巻の最終6巻目を読み進んでおります。

読み飽きたら、去年から購読している「岳人」をパラパラとめくります。

2月号に日本人8000メートル峰初登頂1956年5月9日「マナスル」の記事が載っていました。

まさにその日、僕はこの世に生を受けました。

 

 

 「カラ坊、一日いっしょにいられてよかったべ」

🐾 自分に言ってるんだにゃ。

 

 

夕方、隣のケイジさんが除雪機をブンブンうならせてやってきました。

いつも僕んちの前まで除雪してくれるんです。

昨夏亡くなったテツオさんの遺志が雪を吹き飛ばしているようでした。

 

 

真昼温泉に行くのも断念して大相撲観戦です。

北陸出身力士は大の里、遠藤、朝乃山とも勝ちました。

遠藤は四股名を変えないんだろうか…能登乃山とか(石川県穴水町出身)

相撲は郷土色が濃いスポーツですから、能登の被災者を楽しませる活躍を見せてほしいですね。 (1月15日)