吹雪2日目の朝、5時前から県道1号に除雪車が繰り出しました。
ロータリ除雪車です。
雪と格闘しているみたいな孤軍奮闘ぶりです。
物差しで測ったら24センチ(数か所の平均)の積雪でした。
風が強いので降った雪が吹き飛ばされるのです。
きょうもそれが白煙のように舞い狂っていました。
県道は一日じゅう真っ白い路面でした。
こんな日にも出かけなければならない人は大変ですね。
安全運転の車のうしろに何台もつながるのが雪道風景です。
特別豪雪地帯の西和賀町に住むに当たり、冬は集中的な読書シーズンと決めています。
天候を見て、雪かきのあと雪遊びに行くか本を読むか、去年もそんなパターンでした。
その年のテーマを決めて、例えば一人の作家とか、何かのジャンルとか、集中的に読むのです。
去年は雪の物理学者・中谷宇吉郎集に入り浸っていました。
この冬はトルストイです。
光文社古典新訳文庫「戦争と平和」全6冊を10月ごろ買っておきました。
本格的な雪のスタートになったきのう読み始めました。
トルストイに決めた理由は、これまであまり読んでいなかったからです。
若いころ、ドストエフスキーの次にソルジェニーツィンにはまっちゃったので。
ロシアのウクライナ侵略戦争は特に動機ではありません。
望月哲男訳で、時々声を挙げて笑えるほど面白い文章です。
読み終えたら「復活」とか、ほかの作品も読みたいです。
冷凍しておいたアミタケでみそ汁をつくりました。
冬は食べ物がおいしい季節だなぁと感じるのは、雪国だからでしょうか。
窓の外に雪を見ながら本のページをめくる楽しみは、雪国だからこそ味わえる幸せだと感じます。 (12月18日)