秋分の日の西和賀町は快晴の空が広がりました。
早朝草刈りを終えて朝めし食べて、どこかに行ってくっか…
人が多いところは避けようと思いながら車を発進。
青空があまりにも気持ちいいので、町内をドライブすることにしました。
ウクライナ国旗のような風景は前郷の田園地帯です。
山間部の西和賀にもこんなに広々とした平野があります。
志賀来大橋からの和賀川。
青空につながるエスカレーターに乗っているみたいです。
和賀川の源流・和賀岳がよく見える長瀬野に行ってみました。
真昼温泉の常連さん(草刈り作業中)に偶然会いました。
和賀岳を見たい時によくここに来るのだと言うと、ペットボトルのお茶をくれました。
川舟の先、高下(こうげ)林道入り口近くの「およねの里」のおよね像。
きょう、湯田の銀河ホールでは沢内甚句全国大会が開かれておりました。
「沢内三千石お米の出どこ枡(ます)で計らねでコリャ箕(み)で計る」
天保の大飢饉の悲話が隠喩になっていると言われています。
お米は「およね」、箕は「身」なのだとか。
美人のおよねさんはこのあたりの出だったそうな。
今週、改修工事をしていたと聞いて気になっていた高畑登山口への林道を見に行きました。
7月の大雨でズタズタになった林道は、石が入れられて通行できるようになっていました。
高下岳の登山口まで行ってみました。
僕のヤリスでも大丈夫でした。
これで、1時間歩くハンデが消えました。
地元・大野に戻ると、稲刈りを終えた田んぼの風景がありました。
遠くに焼石連峰がシルエットになっていました。
旧沢内村の南端、清水ケ野からは和賀岳(奥の左)と高下岳(同右)が並んで遠望できます。
晴れの日の山岳展望はすがすがしいですね。
「杉の下」を通りかかったらミチヒロさんが歩いていて、ミョウガを手にしていました。
「3つか4つ、くれないかなぁ」と言うと、「家の周りにいくらでもあるっけ」と袋ごとくれました。
それで、昼食はミョウガとオクラを薬味にしたひやむぎと決まりました。
観光は非日常を求める行動ですけど、日常にも観光は見出せます。
青空と黄金色に染まった収穫期の西和賀の風景に、穀倉地帯ウクライナへの思いも湧きました。
かくして快晴のドライブは町内だけでも満足いくものとなりました。 (9月23日)