西和賀日記385回「湯川温泉の高繁旅館」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

朝は20度を下回り、肌寒いほどでした。

朝のうちにソバ田の周囲の草刈りをやって汗かいて、掃除洗濯昼寝のあと、湯川(ゆがわ)温泉に行ってきました。

 

 

真昼温泉に毎日入っていますが、秋空が広がってきたのを見て、行動範囲をちょっと広げっか…と思ったのです。

 

 

西和賀町の南部、JRほっとゆだ駅からまっすぐ南に向かう県道215号(湯川温泉線)の奥に湯川温泉はあります。

その一番奥にある高繁(たかしげ)旅館が日帰り温泉をやっているというので、前から気になっておりました。

 

 

山奥の雰囲気ただよう、風格ある老舗旅館です。

日帰り入浴料300円。

 

 

同じ町内に住んでいるのに、というか、住んでいるからこそ縁遠い湯川温泉です(宿泊旅行の対象ではないので)

若いころは何かの会合とか忘年会とか、よく温泉旅館に宿泊していましたが、あれはバブルだったからです。

湯川温泉は、緑に包まれた静かな空間で、浮かれた温泉街の雰囲気がなく、湯治場の装いなのがいいですね。

 

 

黄金風呂というのがありました。

広い浴場は総タイル張りで、円形の湯舟につかって極楽気分になりました。

源泉名は高繁温泉でナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)

 

 

大浴場はカランが10人分並び、大きな窓で明るく、サウナと露天風呂(写真は許可を得て撮影しています)があり、すぐ下を小鬼ケ瀬川が流れています。

湯が注ぐ音と川のせせらぎが輪唱しているような、いい気分になれるひとときでした。

高繁旅館は日本温泉学会の「源泉の宿 珠玉の温泉日本百名湯」に選定されているそうですね。

湯川温泉は、この高繁旅館のあたりの「奥の湯」、数軒が並ぶ「中の湯」、山人(やまど)などがある「出途の湯」の3エリアから成っています。

平安時代後期の後三年合戦の傷病兵が保養したという記録も秋田県に残っているという歴史ある温泉地なんですね。

 

 

温泉旅館でのんびりして、帰宅して夕焼け空をあおいだら、秋だなぁ…と感じました。

 

 

涼しいはずです。

カラがこの春以降で初めて、僕のひざの上に乗っかってきました。 (9月22日)