西和賀日記301回「朝から晩まで忙しい」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

僕が空き家を借りて住む西和賀町沢内大野というところは、旧沢内村の南端でした。

南隣の旧湯田町と合併して西和賀町になった途端、位置的に町の中心になったのです。

だから…というわけではありませんが、大野ライフはなかなか忙しい…

 

 

きょうも朝から公民館に隣接するわらび畑で作業がありました。

写真の奥は、草がはびこるわらび畑です。

女性陣が早朝、わらび採りをするのですが、草が生い茂っていて大変なのです。

そこで、ちゃんとしたわらび畑にせねば…となったようです。

マサルさんが耕して、畝をマルチでおおって、わらびの苗を植えました。

僕は、その様子を写真に撮って5分くらいいただけで養鶏ハウスに急ぎました。

 

 

3棟あるハウスの2棟には地鶏「南部かしわ」のヒナが入居済みです。

もう1棟に来週、残りのヒナを滝沢市の岩手県農業研究センター畜産研究所から運び込むのです。

その受け入れ態勢を整えなければなりません。

ハウスは冬季には骨組みだけ残して解体するからです。

豪雪地帯の悲哀のひとつでしょう。

せっかく手間かけて造るビニールハウスを毎年「壊して造って」の繰り返しなのです。

キツネやクマへの対策も半端ではありません。

きょうは蒸し暑く、ソウさんコウヘイさんと大汗かいての作業でした。

 

 

僕は午前中で養鶏ハウスの作業を切り上げて、大野地区内に月2回発行している「大野もっこりの郷通信(略称:もっこり通信)」の制作に取り掛かりました。

この4月からタツヤさんを引き継いで、写真入りカラー印刷でつくっています。

昼メシ食べながら6月15日付のレイアウトを考えましたが、それどころではないことが同時進行していました。

テレビ画面の中で、大谷翔平が決勝ホームランを放ったのです。

地区首位のテキサス・レンジャーズとの4連戦の大事な初戦です。

しかも緊迫の延長戦、画面にくぎ付けでした。

 

 

そこにタケちゃんからメールです。

長くなるので端折りますが、蜜蜂の巣箱を僕んちにも置くことになったのです。

急いで「もっこり通信」のゲラ刷りをタツヤさんに届け、3年くらい前に大野地区でつくったという巣箱の余りを運びました。

蜜蜂の話は後日、詳しくお知らせするつもりです。

 

 

そんなこんなで日が暮れて、夜には自作の乾燥ゼンマイ”三度目の正直”に取り掛かりました。

戻し方を工夫すれば、うまいナムルができるんじゃないかと考えました。

これも後日、詳しく…

 

「もっこり」というのは、このあたりの言葉で「たくさん」という意味です。

たくさんの人が集うところという思いが込もる「もっこりの郷(さと)」なのです。

田舎でのんびり暮らそうと移住して1年。

朝から晩までやることがたくさんある大野もっこりの郷です。 (6月13日)